ノルマ好き?

先日考えていた「身体柔軟にする計画」である。
この日、ひととおりバレエの基礎が終わった休憩時間中に持ちかけてみた。
「あのさ、みんなの身体が硬いのは、この先上手くなるにしたがってどうにもこうにも
問題だと思うんでノートを作ろうかと思うけど、どう?」
「ノートって、なんかやることやったらシールとか貼っていくん?」
「まぁシール貼るかどうかはまだ考え中やけど…」
「それって毎週提出するんですか?」
「そう、週一回この金曜日に提出。でも家でやるのは毎日やで」
「なにするん?」
「う〜ん、段々増やしては行くけどまぁゆっくり柔軟するとこからやな」
「筋トレも?」
「もちろん。でも続けることが大事やから無理のない設定で考える」
全員「やる〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!」
なんともまぁ盛り上がることったら。
もちろんやり遂げた暁のご褒美、ってのも効いたのかもしれないが…。
なんだかそれだけではないみたい。
最近の子気質って言うんですかね。クリアすることに達成感を見出すところもあるよう。
それに、与えられたものをこなす、ということで安心感や確かな成長感みたいなものを
きっと小さい頃から勉強や運動、塾や学校といろんな場面で受け取ってきたのだろう。
持ちかけた方としては当然こういうノリでやってくると可愛いし嬉しい。
でも一方でほんの少し、本当に少しだががっかりするところがあったのも事実。
本来、好きこそものの上手なれ、で努力を努力と思わなくてもできるのがイイと思う。
もちろん、こうして小さくても目標をクリアしていくことで達成感を持ち
それが自信となってより良い方向に行くことを期待してるし、彼女達ならできる。
でも、それ以前で自主性を発揮してほしかったところだなぁとも。
学校に部活動に塾に習い事と、忙しい日常を送っている子達には酷なんだろうか。
そういうものを求めるのは。