中年以降

こちらは府立図書館で借りたもの。

月の上の観覧車

月の上の観覧車

短編集なのだが主人公はみな中年。離婚を考えたり、老いを考えたり、病気だったり。
若いころ、というか小さい頃には自分の30歳以降の像はどうしても思い浮かばなかった。
今にして思えば当然とも思う。その頃は世界のすべてが自分と直結しているから。
自分が知っていることが世界のすべてであったのだから。
それが今はやすやすと自分の老いている姿を想像できるようになってきた。
いろんなことを経験して想像力が養われたのかしらね。
でも、なんとなく想像通りにいかないのが人生、と思ったりもする。
ここまで生きているだけで奇跡な気がする。そんなことを思う事件が多すぎる。
話題になっていた村上龍氏の中年へのエール小説?も読みたくて、そちらは予約した。
350人待ちだって。ひえ〜。ばばぁになっちゃいますよん。
まだ三浦しをん氏の「舟を編む」も待っている状態なのに。いつのことになるのやら。
なんだかどちらも文庫化されるほうが早そうな気がする。んで、買っちゃう。たぶん。