初マンガミュージアム

娘が行きたいというので行ってきました。
烏丸御池にある小学校の跡地に立てられたサブカルチャーとしての漫画の殿堂。
養老孟司氏が館長であることでも有名。もう10年くらいは経つのだろうか?
京都市民のくせに初めて足を踏み入れました。へえ〜こんなとこなんだ。
私のような親子連れのほか、20代から30代と思しき男女が多い。
それにもまして外国人もたくさん。一角に翻訳されているものも置いてある。
館内には新旧作がずら〜り。かなり希少なものもあるようです。
入館料を払ったら一日中居放題、読み放題。でも貸出はしていません。
娘はONE PIECEを読むのが目的だそうで。夢は全巻一気大人買いだってさ。
「お母さん、何読むん?」何読もう?あ、そうだ気になってたテレプシコーラを。
著者の名前が思い出せず、検索すると「山岸涼子」とでた。そうそう、そうね。
指定された本棚が2階だったので娘とは別行動に。ほじゃ、あとで。
指定の棚に行くも「ただいま研究のためここの本は移動しております」と。
あーあ、せっかくだったのに。えーと、えーと、何読むん私?
とりあえず館内をウロウロする。
莫大な量の漫画が収められているが、これってもとは個人の持ち物だったのかな?
ちゃんと巻頭から揃っているんだろうと思うけれど本当にすごい量。
棚を見ていると小学校の時くらいに貪り読んでいた…でも今は内容を覚えていない
王家の紋章」とか「悪魔の花嫁」「パタリロ」「swan」等々、懐かしいなぁ。
説明のつかない怪奇モノが好きだった。三つ子の魂百までってやつですか。
これだけあると迷うし、自分の読みたいものがわからなくなる。
出鼻をくじかれたので、とりあえず山岸さんの他のバレエ漫画で茶を濁す。
…でも、これず〜っと座って読むのツライね。背中が、腰が悲鳴を上げる。
目もショボショボしてくるし〜。初老の坂を前にした私世代には辛い修行ですわ。
目薬をさしつつ、伸びをしながら読んでいるとひとつも集中できない。
これって、やっぱ家でゴロリと寝転がりながら読むのが王道じゃない?
館内には芝生もあるし、寝転がれるスペースも設えてある。
でも48歳、人前でゴロゴロできませんしねぇ。
そのうちに娘が喉が乾いただのお腹空いただの言い出したので休憩がてら外へ。
一日、何度でも出入りできるのだ。カフェで休憩し、また戻る。
その後も目と背中、腰をなだめながら、とりあえず娘が堪能するまで居ました。
は〜疲れた。でもなかなか面白い体験ができて楽しかったですよ。
でも漫画を読みたい時にはいいんじゃないでしょうかね。(当たり前)
なんにせよ京都市民としても(鳴り物入りの会館を)体験できて良かった。