雲の上

かつて行ってみたいところの筆頭がエジプトだった。
ピラミッドをこの目で見たい。中に入ってみたい。文明の源流を感じたい。
しかしアフリカ大陸は遠かった。先にスイスに行っちゃった。
その後、海外を訪問する機会を失したままである。
こうなりゃ一度に色々見ることができる大英博物館あたりで我慢してもいい。
ツタンカーメンはしょっちゅう巡業に出てるようだけれども
ここには、かのロゼッタストーンがある。あぁ〜本物を見てみたいなぁ。
すごくないですか?紀元前ですよ。キリストが生まれるより前よ?
今どき、行かなくても見てきたように解るシステムがあるけれど
やっぱり本物の持つオーラっていうか、本物だから伝わる何かがあるはず。
話は飛ぶけれど。
この前から断捨離に精を出していて、それはもう沢山のものを処分した。
最終的に処分できないもののみを残しておく予定だけど
まだまだ厳選できるとも思っている。
しかし、資料のようなものの処分がことのほか難しい。特にレイワークス関係。
いるっちゃいるし、いらないといえばいらない。(必要ないという意味で)
公演や発表会が終わってしまったら、例えば次のことをする時に予算を組むために
必要だったりするくらいで、それこそミズモノたる所以、毎回条件が違うので
参考になるようなならないような。
処分を躊躇するにはもう一つ理由があって、なんというか自分の足跡そのものを
消してしまうような気がするのも確かで。
私にとっては、これこそ断捨離の対象そのものなんだけれど。
ちょっと惜しい気がするところがまだまだ修行が足りませんわ。
そんなことをグダグダ言ってるとダーリンが
「最近、そういうのは全部スキャンしてクラウドに上げるんやで」という。
クラウド、すなわち巨大サーバネットワークシステムに預ける訳ですね?
う〜ん。イマイチ気が進まない。信用できない。
預けるっていっても大したもんじゃないのはよくわかってる。
なくなっても誰も困らないさ。(私だけが困る)
でもなぁ…なんていうか、こうやってiPadでダイアリー書いたり
もちろん携帯も持ってるし、いろいろと電脳関係のお世話になっている。
でも全面信用している訳じゃないのよね。上手く説明できないけど。
かたやロゼッタストーンですよ。
時空が行き交って、なんだか頭がクラクラするよ。
まさかロゼッタストーンみたいに残ってもしかたないんですけどね。
諸行無常。やはり拘らず、固執しないでおこう。いや、しかし…。