4月22日 発表会1日目〜2日目 雑感

第二部がボロボロ(何回も言う)だったわりに反して客席の評判は上々。
終演後、ホワイエでお見送りをしていたところ、どなたの顔も笑顔だった。
「発表会」だったというところにも逃げ道があったと見える。
その間違いが却って微笑ましいというマイナスがプラスに転じる現象まで。
プラス…ではないかもだけれども、笑いが取れたというところでOKか。
なにはともあれ、一昨年前の反省が少しは活かされているのだと思う。
とにかく間延びしないようにギュギュッと凝縮してお腹いっぱいな構成に
しようと考えていたので、怒涛のごとく気が付いたら太郎になっているという
ある種、のどにつっかえた食べ物を飲み物で押し流すに近いものが…ははは。
本当に少しずつではありますが進歩。これからも頑張ろう。
この日はいつものようにホール近くのホテルで宿泊。
出演者も何名かは同じように泊まっている。
ゆっくり寝ようと思うのだけれど、朝6時には目が覚めてしまって困った。
でもベッドで横にはなっていたので身体は休まってると思う。
しかし雲行きが昨日に増して怪しい。「天気予報は嵐やで」とイズミ。
…私ちゃうも〜ん。ぜったい北海道やで…とか思いながら下へ降りると
北海道の3名様お寛ぎ。みなさん疲れてはいるものの感激の面持ち。
昨日の興奮さめやらず、といったところ。口々にお礼を言って下さる。
よかったです。だって遠いところ来ていただいてるんだものね。
なんだか苦い思い出ばかりじゃつらいもの。
苦労されたと思うんです。なんたって一緒に練習できないから。
3人だけで練習していて不安になることもいっぱいあったと思うのですが
主宰のHさんが元々滋賀チームの方であるということもあり
なんでもかんでも滋賀と一緒に動いていただくように設定しました。
多分、距離的なことを考えると構成の複雑な第二部はご遠慮いただく方が
向こうもドキドキせずにすみ、こちらも心配しなくてすんだかもですが。
でも今までの経験上、当日になって自分の出番が少なく、他の人がバタバタして
いる中を楽屋で待っているのはとっても気持ちが下向きになるんですよね。
せっかくの発表会なのだから、みんなを出来る限りたくさんの場面で
出してあげたいんです。(出る方からは「もうエエで」との声も聞かれるが)
それに今年は普段ならお世話が大変だからと出さない年中さんあたりの子供が
でていることも…これはイイ。文句なしに可愛くて会場が和む。
周りは大変だと思うんですが、できるだけ次もお願いしたいところです。
かように今年は心配とは裏腹に意外に上手く行ったなぁという印象でした。
「ありきたりの発表会はイヤだ」という思い。
裏返せば「ありきたりじゃない発表会ってなに?」ってことになるわけで。
そう、自分の首が年々絞まっていくのを感じます。とほほ。
そして、こうして評判が思いのほか良ければよいほど次がプレッシャーに…。
うむ。これはなんとしてでも捻り出さねばならないのだ。
おじいちゃんも、おばあちゃんも、お父さんも、お母さんも、子供までもが
楽しかった〜!と言っていただける作品を。
今更にしてエラいこと設定したな〜と思いつつも、まぁこれもひとつの修業。
自分が極めたいと思っている道とはかなり矛盾しているけれども
なんとなく、その矛盾を抱えたままやっていくことが課されている。
そんな気がするこの頃です。
さて、発表会も2日目を迎えたこの日。昼一番の開演です。
<つづく>