二日目本番(公演後記その5)

昨夜の公演では、まぁ良かった面もあるし、ちょぼちょぼのところもあります。
本番ってやつは何年経っても、なかなか制することのできないものですねぇ。
それでもお客様の評判は割合によかったようでした。
もちろん、みんな知り合いが出演しているという点もあるのでしょうけれど
泣いてらした方も多数いらしたようですね。
もちろん泣かせるためにやっているわけではないし、お涙ちょうだいの作品でも
ないのですが、何らかの心に響くものがあったとみえます。
それが出演者そのものの「頑張り」に向けられたものだとしてもいいじゃない。
本当に出演者はここまでよくやってきたと思っています。
もちろん自分たちが出るといったのだから頑張るのは当然、とみられる向きも
ありましょうが、ここまでの紆余曲折を知っている私としては感無量です。
特に若者は大変だったと思う。いままで楽しいダンスしかしてきてないものね。
その意気でこれからも、今日の本番2本もやってほしい。
2日目も9時にホール入り。まずは座席の組み替えから。
2日目の昼公演は予測される入場者数が多いのでイスを増やさねばいけない。
椅子を増やすという事は、座席表を書き換えるという事。イズミさん血眼。
それにそれを書き換えて整える時間が限られている。
指定席券に引き換えるのが開場2時間前だから…10時30分にはできてないと。
S平くんとユニちゃんに手伝ってもらい、平台の組み替えや、平台を増やすこと
などもお願いする。そうこうしているうちにも私自身はあちこちで呼ばれるし
受付周辺のことを(人が変わるので)お願いするのにイチから説明せねば
ならなかったりして、たびたび中座してしまう。
だから実動、ほとんどユニちゃんとS平くんがやってくれた。
…キレながらも。(maybeさん、こっちにもありました・笑)
うん、わかるけど、仕方ない。
お客様優先だし、何よりもストレスなく見て欲しいものね。
当初、可動ではあるが固定の席の予定だったので、当日の混乱を避けようと
チケットとの引き換えによる座席指定制にしたのだったが、フリーの席で
それをするのはメチャ大変という事がこれで判明した。うん、今度はやめよう。
もちろん、予算に余裕があれば最初から最大数の客席を見込んでおけば
よいのだけれど、今回はイス一脚でも余計な出費はしたくないわけ。
それに当日まで席を組んでみないと数もわからないし、チケットの出る数も
はっきりとは把握できないという、わからないことづくし。ナンギですわ。
昨日の時点でフラットで前3列と言うのは3列目が厳しい。
ということで平台を直置きする方法をとる。これでひな壇に3段できた。
これでなんとかいけるだろう。それでもどうしても見えない場面は出てくるが
それはもう、仕方ない。全員がすべてのことを漏らさず観ようとしたら2列しか
客席は取れないことになってしまうのだから。
「エエ席で見たかったら早ぅ並べっちゅうねん」byユニコ そりゃそうだ。
うちはなにかとサービスが良すぎるのだ(苦笑)
冗談はさておき、ダンサーがなかなか舞台に現れませんけど…。
私は昨日の照明の手直しを調光室で確認していたのですが、舞台あきっぱなし。
一回も舞台にのらんと本番迎えるつもりかしら?と訝りながら楽屋へ行ったら
みんな楽屋前で練習してる。「みんな舞台のらへんの?」と聞くと
「行っていいんですか?」…どこまでエエ子ちゃんなんや。待ってたんかぃ。
誰か聞きにこんかいな、と思いながら、そういうと発表会では照明の手直しが
行われることになっているからそれが終わるまで舞台に入るのは禁止だった。
今回は明かりの強弱しかいじってなかったし、使えたのよ…。
声かけてあげりゃよかったな〜と思ったが後の祭り。時すでに遅し。
この時点で開場15分前でした。あはは。ホンマに足慣らししかできひんな。
でも、今日は本番2回あるんだもの、ゆっくりいきましょ。とばすと死ぬで。
果して本番は大いに盛り上がり。そりゃもう泣く人多数続出。笑う人もね。
これは多分にBちゃんとKちゃんとKSちゃんの雰囲気によると思う。
きっとほかの人たちも引っ張られたんでしょうね。
さすがに発表会のような口笛こそ飛びませんでしたが、確実に彼女たちが
大いに盛り上げてくれたように思います。
もちろんそれはわざとではなく、盛り上がりたくなったんでしょう。
だって終演後ボロ泣きだったもの。それを見た私までボロ泣き。なんでやねん。
演出が泣いてどうするん(笑)
いや〜もう、彼女たちが感動した心がそのままこっちにも飛び込んできたし。
感動してくれたことに感動した。ありがとう。
もちろん総じて他の方の評判もよさげでした。
終演後のホワイエの盛り上がりから判断して、そう断言してよいと思います。
さぁ、次はいよいよラストステージですよ。