のりづけ

実にお久しぶりの更新で申し訳ありません。忙しいです。激忙しい。
忙しい奴は時間の使い方に問題があると言われますが
これ以外の時間の使い方があったら教えて欲しいくらい余裕がありません。
とはいえ、昨日で半分だけ肩の荷が下りました。
それはごまさんから「悲しいお知らせ」をもらったから。
なかなか曲が上がって来ず、これってやっつけで振付になるのかしら〜?と
懸念していたシーンが変更になり、振付の部分がカットになりました。
即ち、オーラスの振付と自分のところを頑張ればいいってこと!(やった!)
オーラスの基本形は出来ましたので、あとはホールで観てから少し手直しを
するかも?という所へきまして、ほっと一安心。
だって苦手なんだもん。どか〜ん、どひゃ〜んとした振付創るのは。
でもまぁ役者のみなさんの並々ならぬ集中力とパワーでオーラスにふさわしい
爆発力のある振付に見えます。ありがとうございます、みなさん。
これダンサーがキレイにまとめちゃうと却ってショボい雰囲気だったかもだし。
役者さんの全身全霊で突っ込んでくる感じがいい具合にはっちゃけている
仕上がりになっていて、今のところは大満足です。
さて、これが演出のおめがねにかなっているかどうかは謎ですが
ひとまずはニコニコと楽しそうな顔でご覧いただいているのでヨロシイかと。
「祝祭的な」「激しく踊りまくり」という要件には当てはまったかな〜?
どうでしょうねぇ。
そんな中でも、こちらはこちらで色々と進んでいます。もちろんです。
「いつの間にか一か月を切った!」とダンサーは顔色が悪い(笑)
大丈夫だよ。だって集中してず〜っとここまでやってきたもの。
心配なのは全員が揃って練習する時間が限られてしまう事。
通すだけで2時間かかっちゃうものね〜。「練習」って難しいですね。
だからこそ求められる、求めてしまうのが個人力です。
個人的に何をどこまでどういう風に考えて、試してみようとしているか。
どれだけ集中し、一貫性のある中で踊りきれるように自分を律するか。
いまはもうそこへ来ているといっても過言ではありません。
技術的にすんごく難しいことをしているわけではない、と思います。
ただ「踊る」ということがどういうことなのかを今一度皆さんに問うています。
先の木曜日に練習してると、懐かしい仲間が激励に来てくれました!
インヴィジブルの時にいっしょにやったBちゃんとKちゃんです。
ふたりともあの公演をきっかけに燃え尽きたと見えて
その後はひたすら応援の方へまわってくれていました。
(Kちゃんは一回だけ発表会はでたけれども)
その二人にはもちろん今回もお誘いを掛けたということでしたが結果はout。
いつでも、いつまでも応援するよ、という嬉しくも寂しい言葉を残して
暫く会えずにいました。(距離的に遠いので)
でも今回は一緒にやってきた仲間が主役ということで
二人はわざわざ2時間かけてスタジオまで足を運んでくれたんです。
部外者なら公演のリハをお見せするのはタブーなんですが
二人はねぇ、いつまでも仲間だもんねぇ。
一瞬、見せたい気持ちと見せたくない気持ちが交錯しましたが
せっかく遠い距離を来ていただいたのだもの。一部だけでもね。
ということで歯抜け状態でのレクイエムを見学していただきました。
結果、何かしらちゃんと伝わったようです。
踊っているみんなが愛おしくなるようだね、とBちゃんは言いました。
うん、いまのところは上々でないかい。
でも、まだまだできそうとも二人は言ってました。そうだよね。その通り。
あと一か月(を切りましたが)今から、ここから。
この仕上げでぐっとグレードが上がる大切な残り日数です。
頑張ります。頑張りましょう。
そんなこんなで肩の荷がすこ〜し下りた昨日、朝に頼んでいたCDが届く。
沢井一恵さんのものです。うひひ。
家で聞いている時間がないためモバイルプレイヤーに落とし込んで
移動中や稽古先の休憩中に少しでも聴きたいと目論みましたが
結局聴けたのは深夜0時を回った頃。ベッドで横になってからでした。
おぉう。目が覚めるやん!こんなん、寝る前に聴くもんちゃう!(笑)
しかして沢井さんの「かむなぎ」は大迫力でした。その音色の妖しいこと!
それに本当は打楽器のパートはなんとまさかのコントラバス
どんなもんなの?と思いましたが、まるで韓国のカヤグムみたい。
元々が韓国の旋律を取り入れているこの曲には実にハマっています。
悩むなぁ〜どれで踊ろうか…。
すっかり自分が踊ることを想定にソロ公演のプログラムを考えている。
はっ!このクソ忙しいのに自分でのりづけしてどーすんの!
つくづく止まったら死ぬ回遊魚のようやな〜と自分で呆れます。
あーぽー。