狭いココロ

沢井一恵さんの新譜が出たことを吉松先生のブログで知りました。
うむむむ、すごく魅力的なラインナップ。しかも十七弦。
個人的な趣味ですが、筝の中では十七弦が一番好き。
ストリングス系はコントラバスが好き…低音好きということですかね。
それにしても、これは早速手に入れて聴いてみたいものばかり。
吉松先生の曲はもちろんのこと、やはり西村朗さんの「かむなぎ」が…。
実は数年前からこの曲を踊ってみたいと切望しているのです。
踊ってみたけりゃ踊れば?と簡単におっしゃいますな、そこの御仁。
宿神を目指した時から、いつかこの曲を納めることを夢見ている私。
頭の中では構想が渦巻きつつも、帰結点がいまだ見つからず。
いや、そうでもないのかもしれない。
帰結点はあるイメージが出来ているのだけれども、そこへたどり着くには
そりゃもう茨の道ではなかろうかという大作。
思い入れが強すぎて手がかりがつかめない、切り出せない、進まない。
逡巡するのは自分が感じたイメージを寸分たがわず創りだしたいから。
これが結構難しい作業なんです。
いろんな要素がからんで妥協に走ってしまいがちになりそうで怖い。
しかし、やっていかねば創れない、出来上がらないことも明白で。
やる前からこんなんでどーすんの?ってとこですけどね。
とにかく、そうだなぁ10年は軽く思い続けているといっても過言ではない曲なの
で、踏み出すのに10年かかっているといえば掛かっているわけでして。
しかし来年あたりにはソロ公演をやろうかな〜なんて考えていたのですが
プログラムラインナップ予想には現状の作品ではひとつ足りないので
この「かむなぎ」を創り上げてからと秘かに思っていたんですねぇ。
(今、カミングアウトしちゃったけどさ)
そこへきて、このニュース。気になる、気になる…。
邦楽もこちら辺のダンスもマイナーな業界なので滅多なことはないのでしょうし
あったとしても、まるっきり違う作品にはなるのでしょうけれども。
う〜ん、他の人がこれを踊るのはイ・ヤ・ダ。
狭い、狭いぞ自分。
いや〜でもやきもきするなぁ〜。