5月リハ

つい先日まで自分のことにかかりっきりだった心と体を整えて
土曜日は甲南へ6月のアケミちゃんとこの発表会作品の指導、
そして昨日は朝から9月公演のリハだったのでした。
6月の発表会ではオーラスのひとつ前の作品を創らせていただいたので
「感謝」をテーマにした作品を。10年の節目の発表会だし。
特に振付に意味があったりはしません。
でも出演者のみんなが自分が舞台に立つときに応援してくれた人たちへ
感謝をもって踊ってくれれば、という意味合いを込めた振付にしたつもり。
意味より何より覚えるの、踊るのに必死、とも聞いていますが。
そんな難しくないじゃん〜。楽しみにしていますから頑張ってくださいね。
諸先輩方はアケミ先生の指導にお任せするとして、私は次代のホープ担当。
中学生ですが、ほとんどが私より背が高いのね。
私はこの子たちが小学生の時から知ってるけど…なんか感慨深い。
そして、まだまだ伸びシロ充分で楽しみな子たちです。
今回は簡単ではありますが、あえてバレエテクニックを入れたので
そこのところで頑張ってほしいところ。でも指導はこれで最後。
次にお目にかかるのは本番であります。…ほんま、頑張ってや。
でも面白かったのは、それを観ていた彼女たちの先輩にあたる若い子。
この子らは今度9月の公演に出演。アケミ先生の薫陶を受けた子たちです。
次代のホープにあーじゃらこーじゃら教えていると、後ろの方で自分達もやる。
ホープ達が休憩で外へ出たら、真ん中出てきて、やる(笑)
なんか触発されたんだねぇ。というか、この子らだってまだ道半ばだよね、と。
最近はアシスタントもやっているので、ちょっと風上におかれつつありましたが
そりゃ、まだまだ自分たちに足りないものは自覚があるよね。
慢心がなくてエラい。でもきっと9月公演で、そしてその後の発表会で
どんどんテクニックはつくと思うし、確実に上手くなってるから。心配ない。
でもいずれは下の子たちに脅威を覚える時が来るでしょうな。
さて、どんなもんかな。私としては、いずれもが楽しみですが。
この先も関わっていくことになると思うので、出来る限り私も頑張ります。
さて、次の日。アケミちゃんはおなじみの口唇ヘルペスを伴って登場。
あれれ、疲れてるんだね。隙をみてゆっくりしてね。私もヘロヘロですが。
第一シーンを取り換えることから派生して、あちこちにほころびが…。くぅぅ。
でも、今、自分が伝えたいことは何かを考え。
どこに軸足を持っていくかを考え。
どの視点で、どこを切り取ってやるのかを考え。
も、ハゲる。鼻血がでる。
本番を見据えると、せめて今月中には作品をあげておきたい。
でも集うのは、よくて月一。これからはさすがに少し増えますが。
できるだけ心配のない、無用な緊張をしないで済む公演にしてあげたい。
これは私の唯一のモットー。本番は、できるだけ踊ることに没頭できるように。
昨日のリハは前半は振付を。後半はいわゆるリハーサルではあるのですが
みんなそれぞれに時間が限られているので、正直キツイです。
本当なら夜の9時とか10時までだってやりたい。しかし、そうもいかんし。
反対にそうであるからこそ、それぞれに危機意識のようなものがある気もする。
限られた時間で創り上げる時の極意を教えましょうか。
それは全力投球することです。それしかない。一回一回が本気であること。
それさえしておけばリハだって、本番だって同じですから。
不安なときには回数を重ねること。それしかないです。
重ねてもらうのではなく、自分でだって重ねられます。頭でだって。
リハーサルは3作品を一挙にやるので、自ずと時間が限られてきます。
でもそこに至るまでのことは個人がやりさえすればリカバリーできること。
早く「なぞる」ことから抜け出して踊って欲しいなぁと願っています。
でも昨日の「F」はよかったね。見ごたえのある作品になっていたと思います。
後は、これらを楽しむところまで持って行けたなら、きっといい舞台になる。
来月頭にはチラシその他もお目見えしますから、どうぞよろしくお願いします。