やっとこさ

やれやれ〜(O先生の口癖)
体力回復に努めた月・火。とりあえず発表会の第三部を進める水曜日。
そして、木曜レッスンでもちょっとずつ第三部を手がけつつ、リハーサルも。
なかなか高松公演から切り替わらない頭でしたが、みんなはブレずに
引き続きやってくれているので、徐々に私も本番モードからディレクターモード
へと切り替えることができました。
高松まではるばる応援に来てくれた三人からは感想も聞けました。
観るだけの立場でなく、次は自分達が踊るものだからみんな慎重(笑)
それはそれとして、でいいのに〜。人のを見てると良くわかるよね。何事も。
さて、私の実感としましてはやはり舞台というもの、これはもう「見世物」以外
の何物でもありませんな、と確信を得るに至りました。
長く、本当に長年かかりましたが、ここにある種の結論を見た気がします。
もちろん「本物」の気持ちとか「本気」とか「本当のこと」とか
真摯に向かい合う必要はあるのですが、それを越えたところには
やはり見世物としての要素がありありなわけです。
単純かつ今更なハナシですが、ここへ至るまでの長さったら。
もしかしたら29年かかってやっとたどり着いたのかもしれません。
自分の中での「本当の気持ち」とか「踊る心」みたいなものと「見世物」との
ギャップに長年、折り合いをつけられずにきていたのですから。
なにがどう作用したかはわかりませんが、今回の舞台では不思議にそれが
明らかな想いとなって自分の中で何かが固められたのでした。僥倖
それでも演る側に「あざとさ」があっては台無し。
そんなものはすぐに見破られてしまいますし、それが見破られたらもう二度と
振り向いてはもらえないでしょう。恐や恐や〜。
あざとかろうが「そうにしかみえない、みせない」のがプロかもね。
素人とプロにラインがあるとすれば、そこのところかもしれないな。
完璧に騙し通せるのがプロといえるのかもしれません。
あぁ〜永遠にプロになんかなりたくないっ(笑)
真摯な気持ちで踊りというものに対峙していきたいと改めて感じます。
そして「見世物」としての覚悟と気概を持って。
はい、とてもよい舞台経験をさせていただけました。
本当にありがとうございました。
さぁ、今度は創って創って創りまくるぞ〜〜〜!!