読書週間

スタジオでは「腹筋週間」とか「柔軟週間」とかが流行ってます。
それぞれ自分の足りないところを見つめて、短いスパンで頑張ります。
自主的に、勝手にやってはりますよ。強制なんかしてません。
強制しないからか、いつの間にか「週間」は終わっていたりするんですがね。
さしずめ私は読書週間ですかね〜。
6冊ほどを同時並列で読み進めます。
昨夜は鷲田清一先生の『わかりやすいは わかりにくい?』を読了。
鷲田先生の本は読んでいると不思議に踊りの素みたいな「もやもやん」が出てくる。
私にとっては創造の一端を生み出してくれる貴重な著書です。
もちろんハードカバーなどもたくさんあります。
哲学と言えば、私は故・池田晶子さんがとても好きですけれども
この鷲田先生は京都風に言えば‘はんなり’とした文体で
人によっては「何をごじゃごじゃ言うてんねん!」となるかもしれませんが
実はそれは表面上だけ。
鷲田先生はメルロ・ポンティを引き合いに出してこられることが多いです。
とーるさん、ポンティやで。
この新書も、はっきりとはしないけれども、作品の考察に「使える」章ばかり。
私にはお買い得感満載の一冊でした。
そして、もちろん作品創りのことばかりでなく、自分を省みることにもなります。
私って…と考えさせられる一冊です。やっぱ哲学の本、好きやわ。