山海塾とおかげサマー
相変わらず素晴らしい。好き。・・・でも2年前の作品の方が私は好みだ。
今回の「海の賑わい 陸(おか)の静寂━━めぐり」は再演作品らしい。
タイトルの通りの作品だった。前回の作品は男性が性別を超えた気がしたけれど
今回は男性が男性に見えてしまったのでその点が私としては残念だった点。
もっともっと抽象的なものが観たいなぁと勝手なことを考えながら鑑賞。
それと音楽というか音そのものに少し考えるべき点があったな。
これも好みの問題。かな?違う気もするけれど気にならない人は気にならないだろう。
でも自分が舞台をするときにはこれとっても気になるところだと再認識したので
その点については自分として気を付けたいと思った。
どこからが表現でどこからが見世物なのかなぁとそんなことを考えつつ。
それは山海塾の皆さんではなくそれを見ながらの自問自答みたいなもの。
終演後、一緒に行ったイズミとHさんともゆっくり話がしたかったけれど
なんたって今日はおかげサマーのお手伝い日。しかも日曜日。
ギョーザナイトだしな。激忙しいはず。
スコールの中、一路太秦へ。ユニちゃんもご来場とのことでイズミさんを放り出し
私は毛帽子事務所員に成り代わった。いらはいまへ~。
この日、夜の回は男亡者と女亡者の2作品上演。そしてごまさん特製ギョーザの日。
びっくりするくらいのたくさんのギョーザを茹でるごまさん。
舞台では男も女も受けまくっている。
確かに笑える要素はあるのだけれど、その奥の切ないところも皆さんちゃんと
受け止めてくださっているだろうか。人生のどうしようもなさに翻弄される人間を
エンタテイメントに仕上げつつ、でも心の芯のところがチクリと痛んで共感できる
素晴らしい作品に仕上がっております。
ごまさんの脚本もいいし、門脇君&澤村君、高原さん&萌ちゃんという組み合わせも
とても作品に合ってると思う。いや~、私やっぱりニットの作品が好きだわ。
そしておばあちゃん、無事ご帰還の知らせ。無事で何よりでした。