もう忘れてました

神去なあなあ夜話

神去なあなあ夜話

予約していたものが来たので。これは前作「神去なあなあ日常」の第二弾。
前作は都会のヘタレ若者が奈良の山奥で林業と出会い、少しずつ逞しく成長していく
物語で、最後に壮大なスケールの祭りシーンが描かれていたのが印象的だった。
読みながら(諏訪大社御柱みたいだなぁ)と思ったのを思い出す。
…思い出すっていうか、ほとんどそのエピソードが主体になってしまったのであった。
もちろん、三浦氏の創るものなので主人公や周辺の人たちもイメージ像を結びやすく
勝手な自分の中の景色で反対に鮮明に覚えていたりするところもあるのだが
前作を読んだのはかれこれ3年ほどは前になるのではないかしらん?
主人公の名前はもちろん、周辺の登場人物はほとんど忘れていた。
だから、続きのような語り口で始められたが結局前作のことは思い出さないまま読了。
いや、もちろん十分に面白かったし落涙どころもありましたけど。
もう一回前作をちゃんと読もう。
今作は主人公の覚書という体で綴られているが、若者らしい言葉づかいを意識して
なかなか独創的な単語がちりばめてあって面白かった。
みんなたち、とか、たいへんの進行形でたいへにんぐ、とか(笑)
どっかで使いたくなるな、これ。