師匠と弟子

久しぶりにイズミさんとデート。なんとなく仕事くさい系ではありますが。
やっぱり好きなものが同じ系統なんですね。
この根本的なとこが同類というのはとても大事なことやなぁと改めて思います。
それはさておき、カキフライ定食を食した後、某百貨店で開催されている某人形展へ。
え?なんでボーボー言うねんて?…それは辛口になりそうだからです。
イズミさんはmixiでとてもお上手にレポを書いていましたが、私は自信ないわー(爆)
舞の部分には触れないでおこうかな、と思います。悪しからず。
私は文楽のほうが好きとだけ申し上げておきますね。聞きたい人は直接聞いて。
そこはともかく。
門下生さんの発表を兼ねた展覧会、人形は圧巻でした。妖艶だし可憐だし。
等身大超の人形もさることながら、小さい者たちがすごくかわいい!
ちょっとゆるキャラな雰囲気も漂いつつ、これって作者の側面を見る気がする。
まさか百貨店向けだからということでもないはずだし。
こういうとこがある人なんだなーと思い、反面ハッとしました。
そうか、作品を出す、というのは「そうみられる」ことでもあるな、と。
何を今更な当たり前の話なんですけれど、こういう展覧会ってあからさまですよね。
踊りって踊った瞬間から消えていくものですが、物はね。残るし。
俳優の映画とかと同じですね。それを創った時の肉体や精神がそこに留まる。
今はもう違うのに、というのがなかなか難しい世界。
最終的に時系列に沿って並べると面白いだろうなぁ。
それに師匠と弟子の作品を並べるってのもなかなか厳しいものがありますね。
同じ題材なのになぜこうも違うのかと言う個性が出るところは面白いですが。
ただ、当然ながら師匠はオリジナルで弟子は亜流、と言う点ではどうも…。
ここもモノとしての厳しく難しいところだと思いました。
もちろんそんなの、百も承知と言う感じでしたけれどね。某作家さんは。
やはり弟子は師匠を超えてゆくべきものよなぁ。
しかし範疇内だからこそ弟子なのであって、超えたら独立することになるのかな。
この某作家さんもそうだったのかもしれないし。
かなり若い時からやってらっしゃいますけれど。師がいるのかどうなのか。
直接ではなくても先輩方すべて師、ということも言えますし。
同じく創造の世界のものですが、似通っている部分もあり、全く別物でもあり。
いろんな意味で感じさせられ、考えさせられた展覧会でした。