夢に向かって

いや〜、やっと追いつきました。穴埋め完成。ぼちぼちやっときゃいいものを、ねぇ。
年末、実家での集まりのこと。
滅多に顔を合わせないため、それぞれの報告会みたいな体になってしまうのが常。
その中で、娘がバレーをがんばっていることや府大会で準優勝したりしたこと、
クラブチームなので練習や遠征も多くて親もなかなか大変という話をして
「そういえば、この人(娘)大文字駅伝に出はるんやで」といったとたん
無口でむっつりしている父親が突如話に食いついてきました。
もともと陸上選手だった父。走る話になると自分のテリトリー的な気分なんでしょうね。
「負けたらあかんねんで」…いきなりやなぁ。
「自分がしんどい時は他人もみなしんどいんや」ま、そりゃそうやろなぁ。
「負けたらあかん。勝負は勝たな意味ないんや」…そんなことないと思うけど。
あぁ、どうしてもこの人とは相いれへんわ、と思いつつ
せめて、もういいと思う自分の気持ちに負けあらアカンで、と言ってくれたら
少しは歩み寄れるのになぁと、やたら勝つことにこだわる父の話を聞いてました。
当の娘は「うふふ、ん」「ふふ、ん」と笑い交じりの相槌をうちつつ、
いきなりギアの入ってしまったナベじいちゃんにどう対処したらいいかと思っていた様子。
「5万円やるわ」…へ?「大文字駅伝で3位までに入ったら5万やる」
突然、キラキラした瞳でわたしを見返す娘。
アンタはお金かいな!
「へー、よかったなぁ」という私の声は煽る父と見返りが具体的になった娘との間に
それはそれはウツロにこだましたのでした。
そして今日、娘は朝から駅伝の練習に出かけて、先ほど帰ってきたのですが
帰って来るなり「今日はT美、抜かした」と言い放つ。
いつもバレーのチームメイトでもあるT美ちゃんと競っているのです。
年末、トップ争いをして足が絡んでこけ、あごや手や膝に思いっきり擦過傷を
つくったときの相手もその子。
「へー、そうなん」と言った私に「途中でな、ナベじいちゃんの言葉思い出してん」
…目標が具体的すぎますな。
それでも今日は午後からバレーの練習試合がある娘。
しんどいといいつつ頑張る娘さんに拍手です。