基礎を考える

私がやってきた踊りの基礎となるべきものは「バレエ」だということで
若い頃は問答無用でやってきたのですが、その意味に気付き始めたのは
最近になってから、ということが多々ありました。
基本的なところでは理解してやっていたつもりですが
何と何が、何のために繋がっているのか、ということが分かってきたのは
ほんの最近です。
立つために必要なこと。歩くために必要なこと。全ては踊りの基本です。
しかしまぁ、習うより慣れろでもありますし、いつ始めても遅くはないさ。
ということで、毎週木曜日には窓に向かい、そのうちこの窓外れるのでは?との
危惧を抱きつつもバーレッスンならぬ窓枠つかまりレッスンをやっています。
やっていますったって、難しいことは何もしておりません。
立つために、歩くために、踊るために必要な筋肉を「自分が動かす」訓練です。
とはいえストレッチや筋トレに一時間近くかけ、マッサージもしての後ですから
そんなに時間も取れないし、何より窓枠ではね・・・。
そのうちに必ずバーを購入する!と息巻いております。
さて、この春からワタクシめはAちゃんの拠点である忍びの里に通います。
諸事情があり、こちらでの若者のワークショップの継続が難しいので
じゃぁ反対に私が行きゃいいんじゃん、ということになりまして。
それだけではなく、彼女らの後輩であるもっと若い子達に教えることも
追々は発生してくることになるでしょう。
来年度の発表会の作品を直接指導する事もやっていく予定です。
昨日は別件の振付に、忍びの里まで行ってきました。
見慣れた顔の揃う中、大人への指導と若者への振付指導。
若者達は覚えるのが早いねぇ〜と感嘆しつつ、一方では大変だとも思いながら。
基礎の部分をたっぷりと教えていかなきゃなぁと感じたのですね。
曲が3拍子だったので、振付がバレエっぽい感じなってしまったせいでね。
チャカチャカとは動けるのですが、のびやかにしなやかに動こうとすると
なんだかなぁ〜な雰囲気になってしまうのは、最近の子供に多いです。
バレエをやっている子達でも「その猫背はなぜに?」という子もおります。
単なるテクニックを磨くことだけではなく、やはりその立ち姿において
バレエは基礎だよなぁと再確信するに至りました。
ダンサーたるもの、やはり背骨と鎖骨です!
大人は大人で自分に命令して気をつけることが出来るはずだし
子供は強力な「刷り込み」作戦でやっていくしかありません。
せ・ぼ・ね!さ・こ・つ!せ・ぼ・ね!さ・こ・つ!押忍!