本気度

たまたま観たTVの再放送で「SP」にはまりました。
深夜枠で放送されていたとかいうのも後々知った話でして、
今、公開中の映画版が完成したので再放送してたのですね。
主役はジャニーズの岡田准一君です。知ってると思うけど。
TVの再放送は夕方の時間にやっていたので、観られる曜日は決まっているし
もともと知らなかったので、ほんとうにたまたま観たらやってた、程度。
でも少しでも観始めたら、その圧倒的なスピード感…アクションではなく
構成の上手さ?話が広がりすぎず凝縮されているのが面白い。
岡田君は過去の出来事がきっかけで特殊能力が使える、という
思いっきりフィクションな設定なんですが、それが許せる範囲の設定というのも
フィクションが陳腐にならない感じです。
まぁ、そんなこんなでハマったので映画も観ましたよ。
そしたらアータ、なんと岡田君、ノースタントだというじゃありませんか。
それはすごいですよ。だってアイドルだよ?30歳でも。
もともとジャニーズのグループに抜擢されるだけあって、それこそ何かに
秀でていたのでしょうし、踊りもやってるから運動神経は発達してるのでしょうが。
怪我したら…という重圧を彼は見事に跳ね返したようです。
私はアクションのことは分かりません。かっこよかったけどね。
でもノースタントというところで感動しました。
その本気度に。
やっぱり本気度は人を感動させることが出来るんですね。
当たり前だけど、易きに流れやすい私としてはいつも自戒せねばならない事柄です。
アイドルだからと言っても、上げ膳据え膳なんて時代は終わっているはず。
「アイドル」すら本気でやらないと、きっとダメなんだろうなぁ、というのは
芸能界を知らなくても普通の感覚でそう思います。
お笑い芸人の人たち、身体張ってるものねぇ。あれも凄い。
映画は、そりゃ突っ込みどころもたくさんありますよ。
でも、そんなの香港映画に比べたら…(笑)
もし少しでも興味があって映画に行こうかな、と思う方は
レンタルででもTV版の予習を終えてから行かれる方が面白いと思います。
しかし、まぁ。
もちろん本人(岡田君)が頑張ったからこその出来だと思うのですが
こういう才能の人たちを見出す「ジャニー喜多川」さんが凄い、と思うのでした。