前日リハ

甲南のスタジオDfan studioの発表会ダンスファンタジー前日リハ。
今回アケミちゃんは出演しないと聞いているので特に手伝うことは無さそうである。
どうしても出演せねばならないところが一ヶ所あるらしいが、ちょっとしたQ出し
くらいなら問題ありまっせん。
楽屋では1年前に就職で引っ越しをしたARが「お久しぶりです!」と挨拶してくれた。
すっかり社会人なのだが1年前と何ら変わっていない。顔も髪型も稽古着でさえも(笑)
それでもしっかり(そして楽しく)仕事をしていると聞き、こちらも嬉しい。
ホールでは既に小さい子達のリハが行われており、1年ですっかり大きくなってる。
毎度のことだが、この時期の子供達は本当に成長が著しくて一気に老ける思いよ〜。
それになんと今年は小さい男の子が3人増えてる!
もちろんまだまったく覚束ない幼稚園児たちだけれど、アケミちゃんの次男S平くんが
今期から徐々に指導に入り、この子たちを教えて行くらしい。
そうね、やっぱり男の子は男の人に習うほうがハードル低いですから。
早い子だと幼稚園年長ではもう女の人に指導されるのを嫌がったりするしね。
ジャニーズの向こうを張るべく、いや、送り込むべく頑張ってください!(笑)
そして小学校高学年から中学生はヒップホップに命を懸けてる。
指導者であるDAIさんによれば今期はヤル気を煽るため階級制にしたらしい。
いわゆる選抜メンバーを選出し、下の子が上を見て「私もああなりたい!」と
思わせるよう指導していくようにしたのだと言っていた。
さて、それが奏功しているかどうかはこれからなのだろうけれど、みんなすごく
上手くなってましたよ。
ああいう踊りですから格好良さが身上。となればこれはもうセンスの問題。
テクニックだけではないものとなると、ある以上になれば踊りはどれも一緒。
当の私のクラスでなら尚更ですわ。
今更ながら時間がかかる難しいことをしていると思う。。。あーあ(笑)
それに若い子には決して踊れないジャンルでもあると再認識。
若くても「なんか持ってる」子は、できるかもしれない。
AYはその点、持ちすぎるくらい持っているので今回もAYが居ると居ないでは
作品の見え方が全く違っていてびっくりするくらい。
うむ。やっぱり踊りは心だ。いかに自分で紡ぎだすかだ、と。
それを表現するなら傷も必要だし、孤独も必要。
人間の奥行って、きっとそういうことで決まるんじゃないかしら。
そしてそうでなきゃ共感なんか得られないのじゃないかしら、とAYの踊りを見て
そんなことを考えてました。
この日は普通に金曜日なので定められた時間にAYは来れず、4人そろったのは
夜になってからだったのだけれど、それで余計に良くわかったと言うわけ。
やはりマイナー街道まっしぐらのジャンルですよ(笑)悪いけど。
どうぞ、感情の掃出し口に使ってやってください。
ここへきたらもう細かい指示なんかない。丁寧に表現してね、と。
みんなは細かいアドバイスをもらいたがっていたようだけれど。そんなの…ねぇ?
何を表現しようとしているのかを明確に把握して、充分にそれができるように。
それしかないんだから。
日頃の向き合い方、練習の蓄積しか出ないんだから。
本番だけの底力なんか嘘やし。