むだ毛処理攻防

我ながらなんつーお題かと思うが、ま、そんなこともあります。
ムスメが突然言い出す。
「おかーさん、スネ毛を剃りたい!」
は?そんな、目立ちもしてないものをなんで?
「そんなことない!目立ってる!」
見してみ!…な〜んも目立たへんし、これくらい。
「いややもん。剃りたいねんもん!」
剃ったら一生剃り続けることになるんやで。次の毛は余計に黒く見えるで。
「…別にいいもん」
ええことあるかいな。今、いくつやさ。こっからあんた70年も剃りつづけるのん?
「だって、みんなキレイにしてるもん」
別に、そのままでキレイやんか。生まれてからなんにもしてないのに。
「剃りたい〜〜〜〜」
あかん。
「お願い〜〜〜〜〜」
せめて高校卒業してからにし。
「いやや〜〜〜〜お願い〜〜〜〜」
剃るのは反対!…せめて抜き。器械貸したげるさかい。
「…痛い?」
そら痛いわ。抜いたりしたこともない脚やねんし。
「…やってみる」
かくして、夜の11時過ぎからぶぃ〜んと音をさせてスネ毛を抜いていたムスメ。
「これでいい?」と聞いてきたときは「まだら」で(笑)
やるんやったらちゃんとやれ、と檄を飛ばしておく。
なんていうのか、最近の中学生はおしゃれですね。
服には衣料用の香りづけをシュッシュしていくし、前の晩から着ていく服決めてるし。
あ、うちの子の中学校は珍しく自由服。普通の公立だけど。
実を言えば高校から、の根拠も何もないけれど小さい時から言い聞かせているからか
毛染めもピアスも高校卒業してから、飲酒は二十歳から、と自分でも思っているらしい。 
まだ顔そりは私にゆだね、こうして許可を取ろうと聞くだけでもいいか。
(実はこっそりもっと悪かったワタクシです)