息、して!

イレギュラーでレッスン。というよりは振付。
滋賀チームのOさんの生徒さんが今回は3名出演されるので、そこへ行ってきた。
第一部の作品はOさんが手がけたものを発表されるが、第三部はお願いしますと
言われていたので、たくさんだと荷が重いかと言うことで負担のない程度の出演を
お願いしようと思っている。この日に振り付けたのは「少年時代」だ。
1コーラスにも満たないところでぶった切ってしまう曲構成なのだけれど…。
その後の「ジュリアナトーキョー」までブッコミで行く予定で、ね。
3人のうち2人は以前も出演されたのでお顔はよくよく知っている。
なのに、近くまで迎えに来てくれたOさん曰く「緊張して眠れへんかったらしい」
なんでやねん!と言いながら稽古場に入る。皆さんはストレッチ中。
おはようございます、と言うと寝ころびながら挨拶が返ってきたので
内心「なんだ(緊張も)たいしたことないじゃん」と思った。
ん、が。そんなことは全然なくて、やはりすごく緊張されているご様子。
初めての方はわかるけど。なんでKちゃんまで緊張するかな〜?
「だって、覚えられるかどうか心配で」ほうほう。ま、じゃ早速やりましょか。
初めの方はユニゾンではなく私が呼ぶところのABC方式の振付だ。
例えばA、B、Cという振りがあるとして、同じ振付をAさんはA→B→Cで
BさんはB→C→Aで、CさんはC→A→Bで踊るというものだ。
一応振付するときはAの振付、Bの振付と順番に覚えてもらうのだけれど
さて、それを順番を変えてやるとなるとえらいこっちゃ、に大概なる。
それは何故か。やっぱり見ていないつもりで見てるんですよね、お互いを。
だからなんとなく頼りにしてて、みんなでやると踊れるものが一人だと踊れない。
やっぱりね、振りは自分が責任を持って覚えないとってことです。
いきなりがその方式での始まりだったのでえらいこっちゃがな。
「え〜と、え〜と」といいつつ、それでも頑張って覚えようとしてくださってました。
そんな中、一人鼻息の荒いKちゃん。比喩じゃなくて、ほんとに荒いんだって!
「…Kちゃん、息、して?」「ふがふがっ。はひっ(はいっ)」
何をそんなに緊張するんですか、と聞いてみたら「覚えられるかどうか」
さもありなん。覚えようという意志だけが前に出てて、覚えなきゃっていきり立って
覚えないとってこと「だけ」で頭の中いっぱいだもん。
そりゃ覚えられないでしょうよ。気持ちはわかるけど現実的になって〜。
がんばって「振付を」覚えてくださいよ〜(笑)
それでも一応ノルマ(っていうな)は終えた。後は練習あるのみ。来週も来ます!