懺悔その2 新体操編

昨日に引き続き懺悔を。今日は新体操です。
フェアリージャパンこと日本代表のコーチである山崎浩子さんが大学生の時に
私はちょうど高校生だった。当時オリンピック種目になるかならないかの頃。
もともと中学の時に体操競技をやっていた私。新体操は亜流という意識だった。
中学の時の1コ上の先輩が高校へ行って新体操をやっており受験先を決める頃に
勧誘の電話をもらった。今思えばあれは必死に後輩集めをせよと顧問からの指示が
あったのではなかろうかと穿っている。国体が控えていたからだ。
ちょうど私が入る前年に高校総体滋賀県で開催され、その3年後には国体開催。
県をあげてスポーツ全般に力をいれている年廻りだった。
開催県としてはできれば優勝、最低でも上位に入賞が黙秘裏に課せられている。
ということで、我が校は新体操では強化高に指定されていた。
先輩の熱心な勧誘に半ば負けた形で入部。というか、入学そのものも体操による
推薦入学で、最初から入部することが決定していたようなもの。
きっとその辺りの反発が気持ちの底にあったのだと思う。
それに体操競技をやりたいと思っていたのもあった。
リボンやフープなどの手具を扱うことにも抵抗があった。
それに強化高であるがゆえの自由のなさったらなかった。遊びたい盛りですし。
すべてのことに反抗的、反発的な気分があったように思う。
それでも当時は競技人口そのものが少なかったせいで、全然大したことない私でも
インターハイや国体に出場できたりなんかしてしまうのだった。
でも、いつでもどこでも「新体操、好きじゃないのに」とばかり思っていた。
思っていたばかりじゃなく顧問にもしょっちゅう食ってかかっていた気がする。
先生、本当にごめんなさい。不真面目な部員で。
心の底から新体操が好きだったらもっと部長として色々できた気がする。
新体操の方がずいぶん踊りに近いと思うのだけれど何故か好きになれなかった。
そしてやはり未だに好きになれないのだった。何故だろう?理由は不明。
…選手が人間離れしているからかしら?
美しさも度をこすとグロいなぁと思って、でもそれなりに楽しく観戦しました。
それにしても難度は上がってるし、スピードは上がってるし。
ますますアンドロイド系である。
どうしてもスタイル的に不利な日本はこれからも大変だね。
でもこれ以上ない正確さとスタイルの良さと技術の高さに目を見張らせられる
諸外国アンドロイドの中において日本が出てきたら人間を感じられて嬉しかった。
入賞おめでとう、フェアリージャパン