リアリズム

踊りでのリアリズムとは何だろう。
確かにリアルなことをすればリアルに忠実ということにもなるまいが。
なぞらえることに心情を添わすこともまた踊りでのリアリズム。
とにかく本当のものが観たい。
テクニックのあるなしや、見た目の麗しさのあるなしや、
上手いとか下手とかではなく(もちろんどれも良いに越したことはないが)
心から溢れ出すものが観たいだけ。
私は踊りというものの力を信じている。
踊りは単に「傾く(かぶく)」ものでも、人の目を楽しませるものでもない。
他人が感動しようがしまいが関係ない。
自分が自分の為に踊ることを第一として。
踊りが自分を救ってくれることもあるのだから。
とは言え。まぁ。ねぇ。