ダンスファンタジー2015

9時入りを目指して家を8時に出る。ガソリンを入れるついでにコーヒーを買い
サンドウィッチを頬張りながら高速をひた走る。
昨日は帰り際にワイパーが効かないくらいの雨だったが、今日は晴れた!
さすが晴れ女(アケミちゃん)の面目躍如。私が主催だったら確実に雪だったろう。
無事、余裕で楽屋入り。
今回は特にすることは無いので9時に入る事もないのだが、そこはまぁ常識で。
10時からゲネだったが、子供達、昨日で力を使い果たした…?
全員、なんだか身体が重い。子供でもそんなことあるんだなと若干びっくりした。
まぁハンパないほど踊ってる子もいるからね。子供だからこれで済んでるのかもよ。
ゲネと本番では自分の担当の箇所のQ出しをしたくらいで、ゲネの時は客席で観て
本番は袖で待機。
今回一番心配したのはアシスタントのCちゃんだった。
前日の通し、ボロボロ。ゲネでも…こういっちゃなんだが「それでいいの?」状態。
もちろん本人が一番よくわかっているとみえ、朝から緊張していたし
過去の出来事からいっても下手に私が口を出すと本人のテンションはダダ下がりに
なるので(苦笑)特に何も言わずにおく。
横でゲネを見ていたアケミちゃん「あの年頃の表現力ってあんなもんですかねぇ?」
まぁそう言いたくなるわな〜という、アシスタント辞めて本気でやりなさい、と
言いたくなるような…だったんだが。本番が一番良かった。
横からチラ見だったのではっきりとは分からなかったが、集中力と技術とが上手く
バランスが取れ、やりたかったであろう感情を乗せることもできていた。
そりゃ、求めればもっとできるだろうし、その前がひどすぎたから余計に良く見えた
可能性もあると思うけれど、Cちゃんなりに精いっぱいだというのは良くわかった。
たぶんプレッシャーは半端なくあったと思うのだ。
相方のARがいない1年間、アシスタントとしても色々あっただろうと思うし
そこへきての初めてのソロともなれば緊張感ハンパないだろうという予測はつく。
うん、よかった。
AYにせよ、Cちゃんにせよ、今は離脱しているARやSKにしても
この年代の子はアケミちゃんとの関わりが一番深いのだろう。
偉そうに言わせてもらえば(年下ですが、一応先生なので・笑)
アケミちゃん自身が成長していった過程と同じように来ていたのかなと思う。
私の知っている「先生」と呼ばれる方々には必ず生徒にそういう世代がいて
関係性の濃い薄いが否応なく反映されているダンサーがいるものだ。
その意味において、アケミちゃんが単なるサークルではなく新しくスタジオを
構えたことがそういう子供達を生み出すには時間がかかることになってしまうのかも
知れないなぁとうっすら思った。
それでも、このスタジオからいつか世界に羽ばたくダンサーが出るやもしれぬ。
私自身、この先いつまで(アケミちゃんが先に引退するというが)関われるかは
わからないけれど、できる限り協力する所存です。
ただ、アケミちゃん自身はもう踊る気はないらしいので、その点は寂しいけどね。
とりあえず今年も怪我人もなく(何より一番大事なこと!)無事に幕が下りました。
さて、来年のダンスファンタジーでは何をしようかなぁ?と早くも次のことを
考えて帰ってきた春の夕暮れ。帰ってきたら家事が待ってた!なんで〜??
それはともかく。
アケミちゃん、Cちゃん、S平くん、そしてAY。お疲れさまでした。
AYは気持ち切り替えて秋の公演に向けて集中してや!