送りつけ商法その1

夏くらいだったろうか。

おばあちゃんが「押し売りもどき」に訪問され、怖い思いをしたと報告があった。

本人の記憶が微妙にあいまいではっきりしないところがあるのだが

グルコサミンのCMをTVで観て、自らが電話を掛けたのは確からしい。

何度か続けて飲んでいたところ(このあたりの回数も怪しい)頼んでないものまで

送られてきて断ろうとしたら、代引きなのでそれをもらわないと帰れない、と

脅されたようだ。

本人の記憶自体がなんとも頼りなく、その怖い思いをしたという一点にとらわれて

しまうために話を聞いてもなかなか要領を得ない。

この時は結局ダーリンが先方の会社へ電話をし、解約の旨を伝え、すんなりと解決。

ややこしいことにならなくてよかったね、と言っていた。

そして、今回。

悲壮な顔をして2階へ上がってきたおばあちゃん。

何かわからへんけどまた電話があって明日送ってくるって言うたはる、と。

自分で電話したのか電話がかかってきたのかも記憶があいまい。

でも欲しいと思っているならそれでも構わないのだし、と言うのだが

それ自体ももうどっちでもいいという感じ。

自分の記憶のあいまいさと行動自体に信用が置けず、なぜ電話したのか、

欲しいと言ったのかということもどんどん違う話になっていってしまう。

あ、うちのおばあちゃんは認知症ではありません。念のため。

テストをしてもらったら表彰したいくらいの結果で全く心配ない、との診断で

それで自信を持ってくれたらいのだけれど、自分が「ややこしく」なっているのを

自覚していることから意識が離れず、何かあるたびにマイナス思考に陥っているだけ。

で、こういうことがあるたびにパニックにならはるので家族は戸惑います。

でも戸惑っている場合じゃない。

消費者センターへ相談しました。