アレクサンダー最終回

実は先々週の金曜日。すっかり忘れていてブッチしてもぅたのである。

で、予約を取り直してもらっての今日。

昨日の夜から自分に言い聞かせた。もしも明日も頭痛でも行く。絶対行く!

朝起きたら頭痛は治まっており、まずはほっとした。

今日でおしまいなので気持ち分だけお詫びと一緒にお礼の品をもっていこう。

キエモノを考えたが、結局は私もいただいて嬉しかったイニシャル入りのハンカチを。

最期のレッスンは仕上げとして特別な何かがありかと思っていたがそれはなく

淡々といつもと変わらずに終わりを迎えた。

そうなのよね。これはなにより実践と繰り返し、それについて思いを馳せること。

いつもトップジョイントを思い出すことしかない。それに尽きる。

もっと深く学べばそれはそれなり面白い世界だろうとは思うが、今回はまず

体験できたことがよかった。知ってよかったと思える技術だった。

帰宅後は残しておいたメモを手掛かりにレポートを一気に書き上げた。

実習生のレッスンなのでレポート提出が条件である。

夕食後までひとまず寝かせ、見分して指定先に送った。完了。

なんだか学生な気分だわ。

休息日

そろそろ来るな~と思っていたからか、単に気が抜けたのか。

朝から頭痛。ひどくはないが不快。これまたものすごく久しぶりに薬を飲む。

弁当作ったり、洗濯したりで一度は起きたが、また昼前から寝た。

とにかくゆっくりするのだ。

今日は本も読まない。ぼーっと。ひたすらぼーっとね。

留学準備

昨日、本番だったけど・・・普通の時間に起きてきなちゃんのお散歩へ行き

掃除、洗濯などの家事をこなしてムスメと約束をしていた買い物へ。

ムスメは英検2級の面接とかで先に出かけた。

外は京都マラソンで通行止めである。終わったころに出かける用意。

上手い具合にムスメとも落ち合える時間でよかったわ。

ムスメは来月、オーストラリアにほぼ3週間の留学をする。

「絶対、日本食がたべたくなるわ~」と食事が一番心配みたい。

学生一人につき1軒のホストファミリーにお世話になる。

昼間は向こうの大学へ通うとのことで、まぁ大丈夫だろうけれど心配である。

学校からは持っていくものを細かくチェックリストにしたものを渡されていて

お土産、とかも明記されている。柿ピーを選ぶ我がムスメ・・・。

抹茶味のものが人気らしく、抹茶ラテやラスクなども購入した。

あとはホストファミリーが決まってからだね。

いやいや、なかなかお金が飛んでいきますなぁ~。(ダーリンの)

向こうでホストファミリーにふるまうとかでカラアゲ粉ももたせるなど。

いくつかは決まり切らないものがあって、また後日となった。ふぅ。

『アンデルセンの旅』本番

いよいよ本番を迎える。ゲネ終了後は特に返しもないが、いくつかの修正点を

各セクションで手当てした。あとは細かく演出部サイドでツアーの問題点を

洗い出し、安全面で気をつけなきゃいけないところなどを共通確認。

誰がついて、誰がどういう動線で誘導するか、など。

私自身、今回はまるきりスタッフで出ることもないからツアーに帯同しようと

思っていたのだったけれど昨日のゲネで代役の代役として衣装の引き抜きを

したのだが、結局は本番もお願いしたいとのことで・・・黒を着てきたよ。

出るんかぃ、と。ま、ええけどさ。

助っ人のスケジューリング管理ができていなかったようである。

学生さん、今回関わってみて色々と勉強になったかな。(泣いてたもんね)

今朝は保留になっていたシーンでの手当てをしながら、みんな本番のワクワクと

ドキドキが止まらないようだ。体調悪かった人も何とか復調。(無理やりでもね)

しかし、ここへきて昨日まで大丈夫だった人が体調不良で昼入りとの連絡。

およよ。大丈夫なん?みんな若いからいろいろ波があるよね。

ただ、その人はダンス場面では頑張ってくれていてほぼ皆勤賞。

そういう人への信頼はおのずと篤くなるもんだね。

朝にリハーサルというのはなくて、手の空いている人たちのみでストレッチ。

およびレクリエーション(笑)まぁでも一回くらいは踊っておきましょうか

ということでフィナーレのダンス。もう言うことはない。がんばって、楽しんで。

開場と同時に小さい子供たちがいっぱい入ってくる。

50名強の子供たちとその保護者で100名強。そこへ帯同スタッフやらで都合140名の

大勢のツアーとなった。わらわらわらわら。

しかしさすがに子供は食いつきがよろしいようである。

私は自分の出番まで潜んでいたので知らないけれど、女の子たちには人魚姫の

悲劇が大好評だったようである。そういえば私もその昔、人魚姫にはまった気がする。

アンデルセンの帽子を巡る旅、大団円のダンスでは曲芸はすべて成功!

やっぱり本番への真剣度と練習と執念と集中力やね。

オペラカーテンが閉まる時には着ぐるみのユキちゃんが一番目立っていたことは

みんなには内緒にしておこう。

終了後は大ホールでは早速バラしが始まり、楽屋では大撮影大会が開催された。

お決まりの全員での撮影も終わり、その後の閉講式は中ホールにて。

いつもこれが一番緊張するわ。なんてったって何かを喋らなくちゃいけないから。

スピーチまではいかないにしても、何かしら言わなきゃいけないのはプレッシャー。

今回は大いなる非効率と手作り感について。何人かうなづいてくれていたのは

心強くて嬉しかった。

その後の交流会ではいろんな方とお話ししたがみんな一様に楽しかった、と。

特に出演者は来年も出たい!という人が多かったし、ダンスでの関りで

頑張ってくれた体調不良の子もそれは輝く笑顔で「こんなに楽しかったのは初めて」

と言ってくれたのがすごく嬉しかった。

やはり、どんな世界においても真面目に頑張れる人は残るし、信用される。

また風合いの合わない人は速い段階でいい加減になったり、早々と去っていく。

それぞれが自分の居心地のいい世界で活躍できればそれに越したことはない。

でも、やっぱり舞台ってやつは時間がかかる手作りであるのは確かだ。

それを好きな人だけがやっていける世界でもある。

来年はまた違う展開が待っているだろうけれど、毎回毎回のこの舞台は

私にとって、いつまでも宝石。ありがとうございました。

また引き出しをいっぱいにしなくちゃね。

 

『アンデルセンの旅』ゲネプロ

ホール入り5日目。本日はいよいよゲネプロ

数名に声掛けして、私の関係者は11名が観に来てくれる。ありがとうございます。

きっと大人ばっかりになるだろうけれど、毎回、そういうもんやしね。

アンデルセンの旅』は童話作家アンデルセンが描いた作品を巡っていく旅。

つまりホールのバックステージツアーを兼ねているが、前回まであったような

ホワイエや楽屋や3階席などには立ち入らない。ぐっと縮小されている。

もしかしたら結構歩き回るのがしんどいという声があったのかもしれない。

確かに広すぎるし、ツアーはしんどい。面白かったけどね。

舞台を中心に、本舞台→奈落→奥舞台→盆→搬入口→下手袖→オケピ→上手袖と

アンデルセンが失くした帽子を探しながら巡っていく。

今回はお客さんが「観る」ところが多くて、あまり参加型になっていないのが

少しだけ残念なところ。やっぱり子供達には何らか参加させてあげたいよね。

これらの経験も次回に生かされるだろう。私たちスタッフも毎回々々勉強なのだ。

同じことをしていても一度として同じことがないのが舞台。

その生の魅力が楽しくて続けていける。

効率を求めながらの不効率極まりない事やどんなに劇場が大きくなっても手作りで

あることなど、ものすごくアナログなのだ。人間臭い。そこがイイ。

初めての学生ガイドさんは首尾やいかに?

きっと人生でも思い出に残る数日間のはず。

『アンデルセンの旅』4

ホール入り4日目。

本日から場当たりが始まるので京都レッスンはお休みをいただいた。

みなさん、ご協力ありがとうございます。

芝居の場合、とても沢山のきっかけがあるので、いわゆるダンスでの場当たりとは

少し違って、大変に時間がかかる。待ち時間も多い。

ここをどう乗り切れるか、でもある。特に出演者は頑張るところ。

照明や音響や場合によっては美術転換とのきっかけ合わせでもあるため

出演者は衣装のままでずっとお付き合いをしなければならない。

都合6時間ほど。この間、研修生たちはプロスタッフに指導してもらいつつ

仕込み及びオペレーションを実践的に学んでいるわけだ。

操作だけでなく、インカムから飛んでくる指示に従いつつ、自分できっかけをつかむ

それでいて安全確保にも気を配らなくてはいけない。

研修生とはいえ、中にはほかの劇場でプロとして活躍されている方もいる。

しかしびわ湖ホールほどの大きい劇場はそうそうないし、こういった実践形式の

研修もあまりないということなので全国から噂を聞いて来られているということだ。

すごいね、びわ湖ホール

場当たりがひとまず終了して(できなかったものは翌日に持ち越し)夕方から

大ホールでの稽古。中ホールより大きい(当然のことながら)けれど

人数が多いのと踊るためのスペースに区切りがあるため、意外にみっしり。

出演者も疲労の色が濃いので、ダンスの稽古はパパッと手早く2回ほどで終了。

明日がゲネということでどこのセクションでも必死のパッチだ。

今日間に合わなかったところは明日の朝から、ということになっているが。

ヒヤヒヤもんだよね。

その後もシーン稽古は続いて終了は22時を少し過ぎていた。

みんな、おつかれさま。そして私もね。

『アンデルセンの旅』3

ホール入り3日目。の、その前に。通常の滋賀レッスン。

ここからびわ湖ホールまでは目と鼻の先だ。レッスン後、急がずとも十分に間に合う。

食料を仕入れてホール入りする前に琵琶湖畔にて車中で休憩。(だって寒いもん)

30分くらいだが、夕刻迫るびわ湖はきれいで雪の被る比良山や比叡山を見て癒された。

この時間に万葉の選曲をしようと思ったが、頭が切り替わらずに上手くいかない。

も、終わるまでは仕方ない。あきらめるわ。

この「決められはしないけれど聴いている」という時間が意外に後から効いてくるのも

過去に実証されているからね。焦らずに降りるのを待つ。

ホール入りしたら数名が倒れている(お休み)との連絡が。

ホール入りしてるのに全員揃わないとはどういう了見でぇっ!と腕をまくりたくなるが

仕方ない、仕方ない。本番にさえ間に合えばいいんだよ、本番にさえ、ね。

全員揃ってなくても進めるもん。大丈夫だもん。

体調不良は誰にでもある。そこは責められない。みんなが無責任だとも思わない。

しかし・・・なぁ。根性論は嫌いだ。嫌いだが・・・。うぅ~ん。消化不良。