ひらひらひらり

昨日は1日中おかげサマーのお手伝い。いろんな人に会えて楽しかった。

名古屋から越賀はなこさんとみどりさんも来たよ。

他のねむり姫組も大集合。縁がつながるのは本当に嬉しい、楽しい。

そして本日はムスメを引き連れて伊丹のアイホールへ出かけました。

いいむろなおきカンパニーの公演『Butterfly Effect(蝶効果)』

これは過去に観たシリーズの最後のものらしい。3部作の最後ですかね。

とはいえ、私自身その3公演しか観ていないのですが。

前回のアイホールでの公演の最後にいいむろさんがソロでやっていたところがあり

結局さいごにそれを観たとき、いいむろさんが伝えたいことはこれに集約されている

んじゃないの?(つまりそこまでの90分こそアペリティフのようなもの)と

思ったのだったが、今回はそのシーンから始まった。

もちろん内容は少し違う。今回はダーウィンの進化論みたいなものだ。

海のアメーバから始まって最終的には人間へと進化する。

作品はそこから始まって、いろいろあって(ざっくりだな、おい)

またエンディングで今度は後退していくパフォーマンスがある。

まったくの巻き戻し状態で回る方向などもすべて逆回し。

最終的にはアメーバに戻るのである。前回は食物連鎖的なものだった。

でもその時には少し違うと結果が大きく違ってくるというような、今回の

テーマである「風が吹けば桶屋が儲かる」状態が少し挟まれていたように思う。

しかし大きく括れば一緒ともいえる。

結局、人間も生物なんだ。自然の一部なんだよといいむろさんが言っているよう。

構成的は少しずつ被っているし、手法も出尽くしているところもあるのだろう。

それでも伝えたいことの為にクオリティの高いパフォーマンスを提供する。

今日もまた「表現とエンタテイメント」の境目について考えてしまった。

美しかったのがいいむろさんの手の動き。

タツノオトシゴの背びれのように両掌と指がひらひらと動くさまは

本当に独立して泳ぎそうだったし、クラゲはクラゲ感がすごかった。

そして黒木さんは今日もパンを咥えていた(笑)テッパンキャラなの?

エセ外国語を操る方はメインの二人に加えて全員が!なんと恐ろしい。

ただ内容としては前回のクマが出てくるお話しが好きだったな。

今回は蝶を捕まえる人だった。かわいそうなのは田中啓介さんである。

いや、ご本人は美味しいキャラだと思ってらっしゃるのかもしれない。

いっつも女の子に振られたりするキャラですけど。

本当に楽しい。ノンバーバルの素晴らしさ。

ムスメを連れて行ったのはこの素晴らしい体験をしてほしかったのと

ダンスじゃないものに開眼しないかな~と思ってのことである。

どうやった?「面白かった」・・・つくづくボキャブラリーがない人であるわ。

まずは好きこそものの上手なれ、ですよね。こればっかりは無理強いしても、ね。

また来年も公演があったら観に来ようっと。