祭りの後

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1週間の夢の宴が終わった。実質1月からの練習で間に合うの?と思ったが

何とかなるもんですね~。心に残ったことをいくつか。

*ダンスについて

今回、初めてダンスを踊る人が2名。それは本当の意味で初めてだった。

初めての参加だがダンスそのものはバレエをやっていたという子が2人いて

それ以外の、人生で体育以外の強制的なものでダンスは初めて、という子が2人。

ニットのメンバーも元はと言えばダンスをやっている人は皆無で、でもみんな

演劇で身体を動かしているので、がむしゃらに覚えてなんとかしてきた経緯がある。

きっと、この2人の子達も大丈夫と思っていた。

でもそれには本人の頑張りに勝るものはなくて、こっちがどうしようと思っても

本人がやってくれなきゃどうにもならない。

果たしてそれはこちらの期待通り、いやそれ以上に頑張ってくれた。

そりゃダンス的な目でもってみれば厳しいところは多々ある。

でも踊ったことない人がここまで短期間で振付を覚えて踊れたのはすごいと思う。

本番が確実に迫っているという心理的な圧迫もあったと思うし、他のメンバーは

これを踊ったことがあったり、またはダンス経験者だったりして焦っただろう。

その責任感の強さゆえ、何度も何度も繰り返し、わからなければ聞き、メモをし

次の稽古までにはなんとか落とし込んで来れたり来れなかったり。

なによりヤル気に勝るものはない。当然練習では何度も通すし、何度もやり直す。

そのたびに全力投球。息が切れようと、風邪をひいていようと全力投球。

思わず「ちょっとくらい力を抜いて踊っていいよ~」と私が言う始末。

さて、本番はどうだったんだろう。一緒に踊ってるから私にはわからないけれど

目に見える範囲では遜色なく頑張れていたらしい。ホントに偉かったね~。

後は稽古に参加するときの態度。これは初心者もベテランも関係ない。

自分が出ないとわかっていてさえ一緒にダンスをし、休んだ人がいたら

すぐにそのポジションに入ってリカバリーしようとしてくれたりする子もいた。

なんだろう、やる気っていうのか、情熱っていうのか。

それがあれば不可能を可能にすることができるんじゃないかとさえ思う。

こういう熱量を持っている人と言うのは本当に気持ちが良いし、自分も決して

慢心なんかせずいつでも、いつまでもそうありたいと思う。

*つながりのこと

やはりこの業界(?)狭いもので。衣装の方や大学の先生など、当然こういうことに

関わってらっしゃる方が多いのは当たり前なのだが。

「レイさんって〇〇のご出身だそうですね~」と声かけられて「えっ?なぜそれを?」

聞けば衣装を担当していたダンス関係の人にこの話をしたところ、昔の知り合い

だったりとか、ザラにある。

だから人間正直に・・・と思うのはいつもこういう場面。天網恢恢でござる。