青春譚

切れ切れだったけれどやっと読了した。 

東京藝大物語

東京藝大物語

 

ツイッターの一部地域で評判だったため図書館で予約して借りてみた。

茂木節全開(笑)名は体を表すではないが、文章もその人が現れる。

モギッチ先生は行動も回路も表現も目まぐるしい、というか決してじっとしていない。

奈良の映画祭開催を記念した対談でゲストだったモギッチ先生は絶えず視線が巡り

考えている時にちっともじっとしておらず、貧乏ゆすりというか、全身がゆすれていて

「あぁこの人はじっとしていることが苦手なんだな」と思った記憶がある。

そのまんま。だから「ひらめく」のかもしれないね。賢過ぎる人は大体が変人だ。

そんな先生が東京藝大で非常勤講師を務めた時の学生との触れ合いを基にした本。

概ねノンフィクションだろうと思う。芸術家を目指すワカモノたちの青春譚であるが

あくまでも視点はモギッチ先生その人のもの。描写とエール。

やっぱり直島に行きたいなと思った。今年は行けるだろうか。