本籍地

ぼさぼさの頭に耐えかねてサロンへ。
私がこのサロンに来る日はかなりの確率で雨が降るたぁどういう了見だ。
雨にもかかわらずサロンは大盛況。よろしいねぇ。
スタイリストさんはカットに自信のあるタイプらしい。これで4度目。
確かに私の癖毛もうまく収まるようにしてくれている。
ようやく関係性の緊張も取れてきた昨今、いろんなお話をするようになってきた。
「僕んとこ、この前子供が生まれたんです」
「え〜?それはおめでとうございます」てな会話やら、子供の名前の由来やら
男の子だから厳しく育てたいやら(笑)ま、とても可愛いのだなとは伝ってくる。
と、いきなり「山田さんから予約が入ると、いつも住所見て、あ〜と思うんです」
へ?なんで?「前にも言ったと思うんですけど、僕の本籍地と同じ住所なんですよ」
え?え?え?そんなん絶対初めて聞いた。そんなインパクトのある話忘れるわけない。
確かにうちの家のブロックはある地点まで全部が同じ番地なのだ。
いわゆる枝番というやつがあることはあるのだが、みんなが面倒くさいのか
まとめて同じ番地で表記しているらしい。郵便屋さん泣かせだ。
でも郵便屋さんは慣れたモノでほとんど間違いがない。
宅配の人も何度か来ると同じ番地でもわかるんでしょうね。
初めて来る人は車のナビで来る人が一番困るらしい。
話によると、彼のおじいちゃんがどうやらそこに住まいを構えていたようで
息子、すなわち彼のお父さんがうちのおじいちゃん達とほぼ同年代らしい。
そっか〜。残念ながらその辺の話の通じる人はみんな死んじゃったよ(笑)
家に帰ってそのことをおばあちゃんに話してみたらちょっとだけ覚えてるって。
いや〜、世間は狭いです。くわばらくわばら。(別に悪い事してないけどさ)