ほころび

先日、友人のお菓子屋さん(pole poleのポレちゃん)にオリジナルクッキーの
依頼をした際、「ダンナの家の片づけをしに帰省しています〜」と返信が来た。
確か昨年のいつだったかに帰省した際、ゴミ屋敷と呼ぶにはきれいなのだが
でもモノの多さはそれに近いものがあるらしく、意を決して少し片づけたとの話を
聞いたのだった。ポレちゃんにとっては舅姑になるわけで、そりゃなかなかに
大変だろうなぁと思っていたが、今回、どちらかの具合がよろしくないとかで
今後の生活のことも考えて、一気にモノを減らす作戦を立てたよう。
ぽれぽれな日々参照
よくTVとかでもこういったことは話題になっていて、姑と同居しているうちも
他人事ではないかもなぁと思って見ていることが多い。
幸い、ウチの姑は自分でも気を付けてモノを減らすようにはしてくれているようだが
それでも何をしているのかは知らないけれど、手動のシュレッダーを一日中キリキリと
回している時があって、思わず家政婦のようにそっと様子をうかがいに行くことがある。
本人が認知症になるのを一番怖がっているので、検査も受けたりするものの
認知症の人はそんなことを気にしませんと言われるくらいで何ら問題はないのだ。
にもかかわらず、心配性すぎるキライがあって困る時があるわね。
そして、ほとんどは大丈夫だが時折記憶が混乱?することがあるようでこちらが
心配するときがあるわね〜。
話したはずのことを聞いていなかったり、約束していたことを忘れたり。
責めるわけにもいかず、でも戸惑うね、こっちも。
こういうのっていわゆる「まだらボケ」って言われていたのだろうなぁ、昔なら。
やたら病名らしい病名がつくことによって深刻な感じになり過ぎていると思う。
人間だれしも老いていけばほころびも出てくるもの。
悲観せず「誰でもそうさ」と大きな心で受け止めるように心がけようと思う。
そして本人には極力ほがらかでいてもらいたい。
(頑固に人の言うことを聞かないってのが一番困るもんね)
「老いては子に従え」とは昔の人は本当によく物事がわかっているなぁと思う。
そして嫁としてはちゃんと年配の人に対して偉そうな物言いにならないように
気をつけなきゃ、と思っている。