還付金詐欺

昨夜、お風呂から上がってきたらおばあちゃんとダーリンの会話が部屋に響いていた。
どうやらおばあちゃんが言ったことに対してダーリンが質問をするも要領を得ないので
徐々にヒートアップしている様子。
こちらも髪を拭いたりお肌のお手入れなどをしながら同席したが
どうやらおばあちゃん、還付金詐欺に「ひっかかりそうになった」らしい。
おばあちゃん曰く、区役所の人から電話があって健康保険だか厚生年金だかの書類で
返送せねばならないものがあったらしく、それを返送してくれましたか?という確認の
電話がかかってきたと。
言われた通り送り返したものの、ちょっと引っかかったそうで、区役所に確認の電話を
入れてみると「そんなものは送ってないし、そんな電話もかけない」と言われパニック。
そこですでに訳が分からなくなり(その確認が)電話だったかすらわからないと言う。
いや、落ち着いて!
返送したなら、その元になる書類が残っているはずだしと探しても無い。
しかし暗証番号とかそういうものは書いてないと。そこは確信があるという。
ということは「書いて」「送った」わけやね?と聞くも「わからへん」
なんでわからへんの〜?と叫びたくなったが、本人が(認知症になったらどうしようと)
一番怖がっているのを知っているので「ま、じゃ大丈夫やん」とおさめたが
男性であるダーリンは結論を急ぐし理論だっていないと苛立つのだろう。
何度も何度も、一応は優しく聞いているけれども、聞かれるのが何度も重なると
おばあちゃんにウロがきてしまい…半泣き状態。
たぶん本人が一番ショックだったのだろう。
それでなくても最近「忘れる、忘れる」と口癖のように言っていて、嫁の私は
実はとても困っているんですが。
今のところ何があるわけではないけれど呪文のように言われるとね。
わざと忘れようとしてない?と勘繰ったりして。
そんなに頑張らなくてもいいし、たしかにチョンボするときもあるけど年相応だと思う。
できれば明るくいて欲しいと思うんだが。
なってもいないことを心配して口に出されても対処のしようがないというか
「かまってちゃん?」と思ってしまう嫁を許してくださいね。
まぁ、もっと口数の多い嫁ならよかったのかもね。
でも、もう遅い(笑)嫁、忙しいし、どちらかというと無口。そして愚痴嫌い。
結局のところ、被害に遭っているわけでもないので、どうしようもない。
一応、区役所なり厚生年金の窓口にでもこういうことがありましたという報告を
するにとどまるわけですが。
やれやれ。本人が迷惑かけることになったらあかん、と思っているのはよくわかる。
良くわかるから健康に気を付けて元気でいてください。それで充分なんで。