スケスケ〜

朝からこってり掃除をしたり振付を考えたりして過ごした日の午後。
はるばる隣の市から障子の張替えのために業者さんが来てくれた。
うちは工務店を間に挟まずに各職人さんと直接契約を交わすオープンシステムで
建築士さんに設計をお願いした家。
よって適度にオサレなのだが修理が発生すると家主自身が掛け合って修理をお願い
しなければならない。ちょっと面倒だよ。仲介料は発生しないけどね。
その建築士さんは亀岡の方なので施工業者もほとんどが亀岡の方。
特に一番修理の発生しやすい電気屋さんなどもわざわざ来ていただくことになるので
なんだか仕方がないとは言え申し訳ない気分。
で、障子だ。
築年数13年ともなると色々なところに不具合が出てくるわけだが、2年くらい前から
気になっていた障子。
この家が建った時にはルビーという猫がいたので、ペットの引っかき傷に強いという
その名も「ヤブレン」とかいう障子紙を貼ってもらった。
その名のとおり破れない。13年間よくもったものだと思う。
しかし剥がれてくるのはどうしようもなかった。
糊で貼ったりもしたのだけれど、応急的にはそれでよくてもやはりちゃんと洗いに
かけてからでないとダメなようで。毎日気になりながらの2年間はストレスが溜まる。
家全体を断捨離したい!ということで整理整頓に精を出している最中、この際だから
年末を気持ちよく迎えたいから障子を貼り変えて!とダーリンにお願いした。
スポンサーのOKをもらい、とりあえず有名どころの畳屋さんなどにも見積もりを
依頼しつつ、最終的には家を建てた時の施工業者さんにお願いすることにした。
見積もりでは3社ともトントンだ。大手も一見安そうに思えるが絶対に損しないように
なっていると見え、それならやはり建ててもらった時の業者さんが安心かと。
それに見積りに来てもらった時の仕事ぶりも丁寧だったしね。
そしてようやっとこの日に引き取り。来訪者には犬が吠えてうるさいので
少しでもその時間を短くしようとすべての障子は私が外し、玄関に並べておく。
もちろんどこの場所のものかもわかるようにタックシールで明記したよ。
作業代金、もらっていいっすか(笑)都合16枚の障子。全て2メートル強。汗かいた。
出来上がりは3日後。それまで家中の窓には何もない状態。ひー。寒々しい。
昼間はいいけど夜はどうしよう?
私の寝室は突っ張り棒で簡易タペストリーで目隠し。
2階はリビングなのでいいとして、1階のおばあちゃんのところは…と見ると
窓にセロテープ直張りで風呂敷が貼ってあった。
やっぱり人間てスケスケのところで寝るのは抵抗があるね。
階段の近くにも障子があってそれを外したら階段から転げ落ちそう!
しばらく3日間は慎重に暮らす事。