私の魂胆

いや〜もう暑いからほどほどにやりましょうね、という気持ちの木曜日レッスン。
ひとまず振付は一部分を残して出来上がっているし、その一部分はMYさんの
怒涛の舞台が終了してから手を付ける予定なので、他のみんなは練習のみの状態。
ということで「何からやります〜?」
最初にゆっくりなもので体力温存か、思いっきり暴れて(!)からゆったりするか。
「…どっちゃでも」あ、そう。じゃ体力温存でゆっくりのからいこか。
だんだん作品にも慣れてきたので、そろそろ演出という部分をしていこうかな、と。
たぶん、だが。
踊りにせよ芝居にせよ、世間で言う演出というのは「外側をいじる」ことが多いと思う。
簡単に言ってしまえば伝えたいテーマをより伝わるように見栄えを良くしたり
あるいは効果的な照明や装置を考えたりする、と言うことが演出だと思うのだけれども。
装置も特にない、また特に奇をてらって創りもしないレイワークスとしては
ダンサーの心情がいかにあるか、とその一点に注力するしかないと思っている。
私自身の目標としては「踊らされているのではなく踊ること」にどれだけ近づけるか
という、単純そうで実は難しい、でも本当はまったく難しくないことの世界に
みんなを引きずり込んで一緒にチマチマ楽しもうというものである。
踊りの捉え方なんか人それぞれだしフィジカルな快感を求めてやるのもありだし
みんな一緒が気持ちいいならそれもありだと思うしね。
しかし、どんな縁でかわからないけれども今一緒にやっているメンバーとは
きっと何かしらの共通項があるのだろうと勝手に思っている。
自分の想像の中で遊ぶこと。なぞらえるでもいいし、なりきるでもいいし。
かぶくにしても観客に向かってかぶくのでなく、まずはかぶくと言う感覚を楽しむ
ということ。私自身が考える、または好きだと思う踊りの本質はそこにあるので。
そんなことを考えて見渡してみると…なんかみんな変な人ばっかりだわ。(失礼千万)
みんなの妄想力に期待して刺激し、何かを出してもらって(何かってなに?)
できる限り本質へ近づきたいと思う。
とりあえずは9月に集中!だけれど、早くキャトルセゾンに戻りたい(笑)