支えられていると実感した日

思えば4日前から兆候はあったのだが。毎朝、頭痛がして薬を飲んでいた数日。
薬は確実に効いて、朝1錠飲んだだけでその後は治まっていた。
前日も夜になって笑えることが発生し、頭痛もなく、いい気分で入眠したのだが。
朝起きてすぐ胃がガツンと突き上げてきた感じがした。
トイレにかけ込むとお通じが。しかしそれにとどまらず結局は水様になるまで…。
その間も強烈な頭痛に見舞われ続けている。寒気がして胸もドキドキする。
あぁ、これはもしかして血圧がすんごく上がっているんじゃないだろうか…?
え?もしかして死ぬ?え〜それはちょっと待ってよ〜と、どえらい不安におびえながら
頭を抱えて息も絶え絶え。今日は大阪での、しかもただの練習じゃなく、大事な
キーポイントとなるリハーサルなのだ。全員出席してくれる予定で、しかもイズミも
写真撮影に来てくれる手筈になっている。…困ったなぁ。なんで、この日に限って。
そう思っているうちにも目の奥がずきんずきんとしだし吐き気を催す。
最初はその吐き気も気のせい、と思い込もうとしたが作戦しっぱい。
隊長!敵はすぐそこまで来ています!とトイレに駆け込むも吐瀉物は胃液だけ。
頭痛薬も全て戻してしまう始末。だみだこりゃって自分の中のチョーさんが言う。
そりゃそうだろう。前日は7時以降何も食べてないから。さすがに消化してるよ。
色々と気も張るし、当日準備しようと持っていたものもあったので起床時間も
いつもと同じくらいだったのだが、のたうちまわっているうちに時間が過ぎていく。
着替えもままならない。パジャマを脱いでは倒れ、シャツを着ては倒れしているうちに
ようようこれ以上はどうにもならないタイムリミットを迎えつつあった。
震える手でMYさんにメールを打つ。「すみませんが、これこれこういう事情なので
先に始めててもらえますか」イズミには電話「…死んでるねん(泣)」
今日は京都、大阪、+Dと3チームが初めて顔合わせして合同練習を行う。
MYさんなら指導者でもあるし、3つのチームに参加してくれている唯一の人。
それに同じ頭痛持ちなので事情も理解してくれるだろうと思って甘えさせてもらった。
イズミには(たかたで購入した)私のデジカメを持って行くよ、と話していたのだが、
それが出来なくなった旨を説明。
二人とも快く「わっかりました〜」「わかったよ」と一手に引き受けてくれた。感謝。
すこしだけ気が楽になって、でも遅れてでも行かねばならないので、様子を見て再び
薬を飲む。出るものが全部出たせいか、今度はなんとか胃に留まってくれたようだ。
お願い、効いて!と思いながらカブトムシの幼虫(うげぇぇ)のように丸くなる。
しばらくして、ほんの少しだけ痛みがぼんやりとしてきたので稽古着に着替え
その上から「通称・どうでもいい恰好」な上に着込めるだけのものを着て出動。
吐き下しの終始をみていたダーリンがさすがに気の毒がって駅まで送ってくれた。感謝。
ようやく2時半ごろ中津に到着。道々でイズミに様子を尋ねると「MYさんがまわして
ユニコもそれを補佐してこっちは順調にいってるよ」と報告してくれていたので
安心はしていたがドアを開けた瞬間「大丈夫ですか〜?」とみんなに心配してもらう。
すみません〜、こんな日に限って〜。できてますか〜?と聞くと「交通整理だけは」
というお答え。もちろん、それが重要だったので。できてるならOKです。
でも一回見せてもらおうかなぁ〜というと目線を反らす人たち。なんでやねん(笑)
そうは言いつつ、よく考えると、これ大人の集団だからできているのであって
子供だけだったら絶対無理やったよなぁ、と感謝。
言ってるうちに+Dさん達が合流。挨拶もそこそこに全員で合流箇所をいくつか確認し
初めて第三部を通してみる。+Dさんの強力なご協力により、さらにパワーアップ!
濃いぃ仕上がり。何より男性が2人参加してくれているのが効いている。
やっぱり線が太くて迫力が違うもんね。いやぁ、今回は本当に助けられました。
例年の小さい子供達による問答無用の可愛さを今回の発表会には欠いてしまい
充分に大人すぎるほどの人たちばかりで、どれくらいのことが、何ができるかしらと
一時途方に暮れていたこともあったけれど、なんのなんの。
胸を張って「大人による、大人のための発表会」を銘打ってもいい、と思えた。
沢山の方々に支えられているレイワークス=山田レイを実感した日。
本当にありがとうございます。