ツアー練習

今日からホールにての稽古。一日目はツアーの確認だ。
このバックステージツアー、湖西組と湖東組に分かれて出発する。
定員は50名だが、毎回大体それを少し下回るくらいの人数が集まるのだ。
半分に分かれてお互い途中で顔が合わないように緻密な計算の元ツアーリング。
当初はこの「顔を合わせない」という計算がどのようにして導き出されたのかと
数学がからきしな私はそのことにたいそう感激していたのだった。
広い劇場ではあるがストーリーの展開上、どうしてもかち合いそうになる箇所が
発生するのだ。実際、第一回目もヒヤヒヤする場面はたくさんあったし危なかった。
しかし、これが二回目ともなれば演者の方に「今ここでは別組はこうなっているはず」
との予測が立ち、合図が出るまでアドリブをきかせて時間を調節することが
かなり余裕を持ってできていたり、待ち時間そのものがほとんどなくできたりとか
するのだった。経験て、すごい。
そして今年。一年目の稽古はみっちり2か月を費やしたのに比べ、なんと二週間で。
劇場入りして既に1週間後には本番なのであった。でも、いけちゃう。経験て…。(同)
本読みを3回しかしておらず、私なんかはセリフは少ないから大丈夫だけど
案内役の湖西くん、湖東くん、それにフニャ子さん、ブチャ子さんなんかは大変!
でも、これも不思議に身体が覚えているのだった。経験て…。(3回目)
それはダンスシーンにも言えることで、DVDなどを視ずとも身体が覚えていた!
経験て…。(もぉええやろ)
1年ぶりのびわ湖ホール。こんな企画に出演させてもらうことがなければ、
たぶん一生立つことはなかったであろう大ホールの舞台上で踊る、とかって。ねぇ。
この幸運に感謝して、今年も大いに子供たちを怖がらせようと思う。待ってろよ。