心理戦

土曜日は娘の小学校最後の運動会。早いなぁ。
当然のことながらこれで6回目なのだが小学校の運動会はいつも面白い。
幼稚さが残る1年生から、これはもう立派なオッサンやろという6年生まで
体格差がある分、競技の中身もバラエティに富んでいて飽きない。
娘はこの運動会をとても楽しみにしていたよう。特に組体操をね。
いつの間にか倒立も壁に向かって一人でできるようになっているし。
2人で組んだりするのもできなかったことが練習でできていくのが楽しそう。
家でもその話ばっかりで、男子の最後のタワーが成功率がめっぽう低いらしく
「そんなんで本番は大丈夫なの?」と心配する状況も逐一報告してくれる。
微妙に天気も何とかもってくれている状態で始まった運動会。
毎年、中身に代わり映えはないけれど6年生たちはちゃんと成長している。
花形はやっぱり高学年のリレーと組体操。騎馬戦も面白い。
娘は(逃げ)足が速く、ほぼ毎年リレー選手に選ばれる。
今年は6年生ということもあり、最後から2番目に走るらしい。
アンカーは男の子3人。どの子も速いと娘が言っていた。
リレーは選抜メンバーなだけに選手のレベルも高く、抜いたり抜かれたりで
観客の声援も一際大きくなり、なかなか手に汗握る展開なんでございます。
さて首尾はというと、娘にはトップでバトンが渡ったため、
そのままぶっちぎりでアンカーに渡すことができました。ホッとした。
面白かったのはやっぱりアンカーの競走。
男の子って6年生ともなると微妙に思春期に入るでしょう。
アンカーだからチームの為に走るわけなのだが、「俺とお前の勝負」みたいな
雰囲気がプンプン漂ってくるわけですよ。走る前から。
この雰囲気がねぇ。いかにも男の子って感じがしてねぇ。
いや〜面白いなぁ。きっと「お前には負けへん!」とかって競技前に
言い合ったりしてるんだろうなぁ。
当然、リレーも何度か練習があるわけで、練習のたびに勝つチームが
変わってくるんです。うちの学校は赤、青、白という3色の戦いでして
今年は赤と青が拮抗しているとは娘の談。ちなみに娘は赤組です。
男の子の心理が手に取るようにわかったのが一番面白かった。
育てるのは男も女もそれぞれ大変だと思うけれど、男の子って面白そう。
そんなことを初めて思った秋の一日でした。いい運動会だった。
でも曇りだからって油断してて陽に焼けたのが誤算。痒いよ〜。