判断基準

隣の家は理容を営んでいる。しかも親戚。その名もバーバー山田。
カットやパーマは行きつけの美容室にいくが、白髪染めなどはもっぱらココで。
もちろん親戚だからってタダではありませんが、かなり割引はしてくれます。
とっても助かってます。はい。隣が親戚、しかも理容師というのはイイね(笑)
定番の雑誌なども置いてあるけれど、私が読むのは通販生活
通販雑誌だけど読みどころ満載なので一回では読みきれず、二度三度と読む。
昨日も読んでいたら、そこに心痛む記事があり心に斜線が入ってしまった。
この雑誌、手に取ったらわかると思うけれど、割と右寄り…いやそうでもないか。
扱うものが、検証して一番いいものを載せるという方針ですからね。
すべての物事にもその精神は発揮されているのでしょう。
出来るだけ公平に、真っ直ぐな目で物事を見ようという態度でいらっしゃる。
だから世間の様々な事象、最近なら原発のこととか選挙のことも載る。
生活者が自分のことも国のことも考えましょうという方針なのだ。
当然、先の大震災に関する記事も載っているしドイツ平和村のことも。
その中に継続して原発事故で強制退去となった場所のその後を取材し
夏号では半ば野生化したダチョウの記事。
その記事には強制退去した折の話にも触れられていて、退去の対象は人間だけ。
飼われていたペットなどは全て置いていけとの命令。
ボランティアにより保護された動物はわずか一割くらい。
そう、このことは知っていたはずなのだけれど、改めてその数の少なさに驚く。
三ヶ月間ほって置かれた家畜はほとんどが餓死だそう…。そりゃそうだよ。
もし、今同じようなことになり、そういう命令が下されたならどうするか。
自分に問いかけてみる。
非常事態。それにいつ戻ってこられるかの見通しは全く立たない状況。
きっと連れて出るのは不可能だったに違いない。
すぐ帰れると思っていた人もいたはず。
けれども、あの状態を知っている私達にはそれは通用しない。
…無理だよ。置いて出るなんて。
強制退去ってことは反対に入ってこられないってことだ。
助けの手はまず届かないだろうし、届いてもいつの話か…。
それならば強硬策として残ると言ってしまうだろうなぁ。
漠然とした話だと漠然としか捉えられないけれど、この「もしも」はリアル。
このリアルを感じたまま、やはり反対に意を強くした夜だった。