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選択権

impressions

映画「キャタピラー」観てきました。
きっと重いだろう…と思っていましたが、やっぱり重かった〜。
反戦映画という一言では片づけきれないものがあります。
分かりやすさも充分。
分かりやすいのに重いのは、やはり根源的な残酷さが描かれているからでしょう。
本音と建て前。
罪と罰
自分と他者。
愛と憎。
現代から見れば、ある種「コント」のようなのだけれども、それこそがあの時代の真実だったことなども。
唯一、救われた(気がした)のは、傷痍軍人であり、軍神さまである夫が最終的に自分の命の選択権を行使できたこと…と、そう思えてしまうくらいのどうしようもなさ。
これぞまさしく八方塞り。
拓かれている(ようにみえる)現代では、もう、あの愚行を繰り返すことはないと信じたい。
けれど、いま、自分が受けている情報は概ね操作されているものであるという懐疑は常に持っておくべきだと思いました。
「流れ」が誰によって、何によって作られるのか。
その流れが来た時に自分はちゃんと声を上げることができるか。そろそろ実体験をされた方が彼岸にいかれる時代になってきましたから、「戦争を知らない世代」としてはこうやって創られた映画や、ドキュメンタリーや文献でしかそれらを知りえない。
しかし「愚行である」と断じるためには知ろうとしなければいけない。
私自身、創作に携わっているのだから、常に肝に銘じておきたいことです。
「学生にこそ観てもらいたい」という監督の意向により学生は無料でと主張されたそうですが、そこはそれ配給側の意見もあり500円になったようです。
根源的な場面として(もちろん重要なシーンなのだけれど)何度も何度も…何度も何度も…sexシーンが出てきますからね〜。小学生には無理かな〜。
でも実は、本編が始まる前の予告でベトナム戦争にまつわるドキュメンタリーの映像が映され、そこで殺戮行為を有無を言わさず目の当たりにさせられて。
私にはそっちの方がキツかったです(泣)
思わずお口直しに「トイレット」また観ちゃいました。