100から7を引く
待ちに待った(?)おばあちゃんの大学病院物忘れ外来受診の日。
いや~この日を待ちわびたよ。
今日受けたからと言って物忘れやパニック症状がよくなるとかじゃないけど
受けることで何か明確にわかることがあるという希望がある。
朝10時の受付に合わせて15分前に到着。
すっかり頼られモードで鬼嫁はちょっとイラっとする。
手伝うことはするけれども始めからしなだれかかられるといくら義母でも
がんばれよ、と思ってしまう。幸いまだ目も耳も身体も達者なのだから。
自発的であって欲しいと思ってしまうのだね。
あかん。たぶん私の周りにいる70代や80代が元気すぎるんだわ。
なんだかこうここまで弱気になられるとねぇ~。
やっぱりヨーコさんが言ってたみたいに
デイケアサービスに通わせることを考えよっと。
以前本人に聞いたときには頑なに拒否したから諦めていたけれども
喋り相手を見つけに行くだけでも良いやん、この際。
ていうか、きっとそっちの方が大事だよね。
今回の診断で要支援認定が出ればいいな。
義妹もわざわざ休みを取ってきてくれた。診察室ではいろんな症状を聞かれ
主に義妹と私が本人を前に話をする。やりにくい。
せめて別で呼んで話を聞いてくれたらと思ったのだけれど・・・。
そして認知症テスト。
以前主治医のところでは満点に近かったやつだ。
しかし今回は明らかに点数が落ちそう。少し耳も遠くなってきているのだろう。
診察室は色々な音であふれているし、おばあちゃんも緊張してるだろうし
だんだんと集中力がなくなっていくのがわかる。
そうやね~やっぱりそれなりに老いてるな~と改めて思う。
私の周りの人が・・・(以下同文)
テストの中で100から7をどんどん引いて言ってくださいというのがあって
途中でいくつ引くのかわからなくなったおばあちゃん。
「なんぼ引くんでしたやろ?」と先生に尋ねると「それは教えられませんね~」と
お茶目に答える先生。だが、それもテストの中ではポイントになるのだろう。
ていうか、普通に7引いていくの難しくない?
私でも両手使ってしまいそうやわ~。
とりあえず脳の血流を診る検査が来月。そして再来月も再びの受診。
えらい気の長い話でんな~、と思うけど、そんなもんですか?
検査結果待たずでも主治医に相談したら要支援の認定はもらえるだろう。
そのうち地域包括センターてとこへ行ってこよう。
これさ、ふと思ったけど、老人相手の繰り言に付き合うという忍耐力があったら
ちゃんとした職業として給料出るんでないか?どうだろう?
それとももう既にあるんだろうか。
昨年亡くなった伯母もよく喋り、喋ったら止まらない人だったけれど
うちのおばあちゃんはまたパターンが違うのね。
伯母は少なくとも会話になったけど義母は会話にならず問わず語りになってしまう。
デイケアで話の合う友達が見つからないかしらと少し期待しているのだが。
まぁ本人は行かへんと言いそうやけどな~。
あれ、幼児扱いされるのは絶対嫌よね。わかるんだけどね。
このままだとどんどん引きこもっていてよくないからな~。
人間、趣味を持つこと大事です。老いていく時には特に。
家以外の居場所と家族以外、友人以外の仲間って本当に大事。
だから私たちはずっと踊りましょうね。