若いっていいな
七夕の夜、同志社の新町キャンパスに出かけました。
演劇集団Qの「世迷言」@同志社小劇場。
ねむり姫からのお付き合い・坂本彩純ちゃんが出るというので。
ベースのお話はかぐや姫。なのだけれど、もっとドロドロした内容で
でも役者がみんな若いのでエネルギーと汗にまみれてて爽やかだった。
帝役が女性で宝塚風。(に思えてしまう)たたずまいがとても美しい。顔も。
しかし反して声の通らなさが惜しい。
きっと普通に出すと通る声も男性役ということでキーを低くしているんだろう。
声帯に無理がある発声で聞いててつらかったな~。
ほかにもいろいろあったけどできるだけ好意的に観る練習をしたい気分。
ジャッジするために芝居を見ているわけでもないので。
そしてジャッジできるような場所にいるわけでもないので。
あ、でも一点だけメッセージで苦言を呈しておきました。
ダンスもそうだけど顔にかかった髪を首振ってしまう人が何人もいたので。
顔にかかって気になるならくくっておきなさいな。
あれは舞台人としてやっちゃいけないことでしょと思っている。
(ワタクシ過去の舞台で一回だけわざと手で髪の毛を払いのけた事があります。
はい。あれはイキってました。すみませんでした)
すーちゃんはおサル役。いや、誤解が生じるな。でも猿役なんだよ~。
人猿みたいな感じ。主役なんだけどおサルの皇子なんだって。
飛び跳ねる。声デカイ。キーキー言う(おサルだし)でもオーラがあるね。
まぐわいのシーンもあったりしてね~。エロだけど爽やかだった。
もちろん同志社の中の劇団なのでみんなどう逆立ちしても大学生。
若い。素晴らしいのだけれど、芝居って内容にもよるけど重層的やん?
どうしてもそこの若さが無理あるな~ってとこある。
やっぱりこの世界もバランスよく4、50代や70代とかいるともっといいな。
でも。すーちゃんお猿役だけあって本当に飛び跳ねる。
舞台が階段状になっていたのだけれどあちらこちらへびょんぴょんと。
おばちゃんはそれだけでも感動してしまいました。
観ているだけで膝や腰が痛くなりそうなのに「あ~もう、これは無理」と思うしね~。
かつてなら出来たかもしれない事。でも今は難しくなったこと。
どう抗ってもどうしようもないことが出てくるのを身をもって知っていく
道中に在って、悔しさより羨ましさより「がんばれ」が勝ることが多々ある昨今。
私と私の年代のひとにはそれなりの立ち位置があるだろうと思わないと
やってらんね~な(笑)