味わい
アバンギルドにて「Four Dancers」をユニちゃん、AYと一緒に観に行く。
このイベントは先のびわ湖で共演したコンテンポラリーダンサーの
アミジロウさんから「出演します~」と送られてきた情報で行くことにした。
本当はGWの方にも行きたいが、さすがにそっちは名古屋と被ってて無理なので。
雨の降る中、アバンギルドにほぼ一番乗りに近い感じ。
あれ?上念さんがいるよ。斎藤さんも。お久しぶりです~と挨拶しながら
一番前に席を取る。ビールを飲みながらしばし待つこと30分。
フォーダンサーズといいながら出演者は7人です。
初めは3人。音楽なしで準備運動的な動きからどんどん大きくなっていく。
クライマックスと同時に「ボレロ」の音楽が流れてくる。なるほど、そういうオチ。
若くてきれいな身体は視ているだけで眼福ですな。かつては私も若かったはず(笑)
なんだか遠くへ来たもんだ、てな気分になる。
2番目は2人組。え~と。なんて言ったらいいんでしょ。テーマはありがちだが
ユニちゃん曰く「私とあの人、同じくらいですか?」いやユニちゃんの方が細いやろ。
それにしては良く動かはる。若さ、かな。ぐぎぎ。
つぎはお待ちかねアミさんの出番。
と思ったら、ん?前説?という感じから漫談?あれれ?笑ってるうちに話がどんどん
ループしはじめ、無声になり、動きが大きくなって踊りになっていく。
踊り自体ははっきりテーマらしきものがわからないのだけれど(ごめん)
初めからの落差で勢いが続き、シビアになりすぎずに見ることができる。
最終的にはやっぱり楽しい感じに帰ってきて「おしまい」って終わった。
なるほど~。歳を取るっていいなぁと思わされた。嫌味じゃなくて、本当に。
若い子には体力とテクニックにおいて差をつけられてしまうけれど
本質はそこにないということが良くわかる。滋味というのかな。
勇気が出るよ、ありがとうアミさん。
4人目は京極朋彦さん。この界隈ではちょっとした有名人だ。
うん。なるほど。納得。テクニックがあるのもわかるし肉体も鍛えられてる。
でも、なんだろうなぁ・・・いや、やめておこ。
観ていて、まぁ面白い、けどテーマが正直なところ私にはよくわからなかった。
まぁほんまに踊りって色々ですね。なんでもありやな、と勇気をもらえた。
そして性格とか、考えてることとか、そういうのまで見えるから怖いね。
なにより歳を取っていく踊りの味わいは絶対あるもんだと思った。
踊りにおいて上手く歳を取りたい。肉体は充分衰えてきてますけどね。