鬼教官

本格的に長稽古ができる、この日を待ちわびていた私たち。

ま、人数揃わないのはいつものことだからねっ。捨て置いて、いこっ。

朝からなので高原さんを乗っけて車で高速を使って行く。

すごくいい天気で高原さんは「旅気分~」とゴキゲンだ。

昼食を仕入れるために立ち寄ったSAでタコの天ぷら(練り物)を買っていた(笑)

9時45分には稽古場入り。いい時間だ。

10時稽古開始。今日はダンス稽古からと指示があったため、そのように。

ここへきてダンスもしっかりと稽古できたため、みんなも安心度が増してきた模様。

やっぱりちゃんと時間がある稽古が必要だよね~。

その後、シーン練習に入り早退の人の為に切りのいい時間までを一区切りで。

入れ替わりに午後からやってくる人もいる。

その都度、メンバーを見て稽古内容を入れ替えたりもするのだけれど

それもこうして長い時間やれるからだ。あぁ、これがもう少し前にもあったらなぁ。

少し集中して稽古するため、その場面に関係のない人はほかのスペースにて

自主練。と言いながら、指導するのは長浜で演劇を軸に活動してらっしゃる磯崎氏と

何故か私も。えっ?私?と思いつつ、ダンスのことならちゃんと答えられるし。

でも皆さんはセリフの稽古もしなくちゃいけない。

とりあえずやりましょうか。同じシーンでやっているメンバーだけではないため

回すのが難しいけれど・・・と、この中に今日は一人で頑張ってやってきた子が。

9歳なのね。いつもは(出演している)おばあちゃんと一緒なのだけれど、今日は

頑張って一人でやってきた。付き添いで連れてきた人も出演者だ。

で、今日は相方のおばあちゃんがいなかったのでSちゃんだけでも、と練習を始めた。

9歳にしてはちゃんと間違えずにセリフを覚えているので素晴らしいのだけれども

今はまだ覚えているというだけで芝居のセリフには程遠い。

常々そのあたりを不安に感じていたので、せっかくの自主練。頑張らせてみよう、と。

え~~~~~~~~~と。

泣かせちゃいました。ちょっと厳しかったかな(笑)

まぁ彼女自身、おばあちゃんがいないってことで不安だったこともある。

それに遠いところから来ていて、子供なのだけれどもいわゆる芝居の中での

子供チームには入っていなくて(練習できる日数からの配役である)

来てもどうしても一人になっちゃう場面が多くて。意地悪されているのではなく。

稽古の時系列が違うだけなのだ。でも子供としては寂しいのかもしれない。

そんなこんながないまぜになっている時に私に指導をビシビシ入れられてしまい

泣いちゃいました。

でも雨降って地固まる。帰りにはちゃんと明るく元気になりましたよ。

指導もできたし、ちゃんと聞けたし、芝居の動きも付けることができました。

はぁ。一件落着。・・・フォローすんの、大変だった。

このまま辞めるって言われたらどうしようかと思っちゃった。

いい思い出になるわ~。