長稽古(黒レイ出現の巻)

いよいよ感が増してきた米原。この先は稽古が詰まっている。

11月最後の週からは休館日を除いて<毎日>

えっ?毎日て!と思ったよ。

しかし現時点ではそのスケジュールがありがたく思える(笑)

今日は朝10時から夕方5時まで。貴重な日だ。23日は通しがあるのだ。

・・・しかし。しかしですよ。

ここだけの話、休むキャストが多すぎる。

当日の体調不良は仕方ないだろう。

みなさん普通に各自の生活があるので用事も仕方なかろう。

でも。それじゃ舞台って創れないんですよね!という心の叫びは聞いてもらえない。

もちろん中には「これじゃ間に合わない!」とヤキモキされている方もいるし

まずは稽古を休まないで来る、ということをしてくださっている方もいる。

意識は一律ではないのだ。

もしかしたらそこが問題なのか?

制作側としては、そのあたりの意識というか心構えまで植え付けるべきなのか?

そんなことしたら本格的に舞台をやりたい人が減ってしまう(笑)

親が死んでも舞台に穴をあけることは許されないと思ってきたし。

何よりも優先されるのは舞台にまつわる事柄であって、自分のプライベートなんか

二の次よ、くらいの意識で突っ込んで来い、と。

いや、いかん。

それを続けてきたから私は引き籠ってしまったのだった(笑)

強制はダメなのだ。でも、自らが応募してきたわけだし、せめてこの短い期間くらいは

頑張らんかい!と思うのが正直なとこだわなぁ。

芝居も踊りも、舞台は誰が欠けても困るのよ。

お休みしてすみません、位の意識は持ってほしいよなぁ~。

だから体調管理も仕事のうち、と思う。

熱があっても舞台に穴をあけるな!と思うし、インフルエンザは舞台のないときに

かかるようにちゃんとワクチン打ってコントロールしろ、と思う。

学生はテスト前に休まなくていいように普段からちゃんと勉強しとけよと思うし

受験生なら応募してくんな!とさえ思ってしまう。乱暴だけど。

見てみなよ。

高原さんなんか役柄ごとにヘアースタイルを変えてるよ。

かつらを被りやすくするために刈り上げたり、男の子役だからってコボちゃんカットに

したり、今じゃ次回作の為にクレラップカットのオカッパヘアだよ。

役に合わせて自分を変えていくんだよ。役者やダンサーはそういうもん。

「でも私ら、素人やしぃ~」とか言うやつは雪の降る中、石の上に正座させるぞ!

くらいの気持ちを押し殺しつつ、今日も笑顔で参ります。