悩みの年齢層

ねむり姫で共演した楠海緒ちゃんが出演する芝居に行ってきた。

立誠小学校跡地の講堂にて。

少し早めに家を出て高島屋でヌードルランチ。とかいうとおしゃれに聞こえるが551。

早めについたので当日精算だけ済ませて、校舎内にあるカフェにてコーヒータイム。

手淹れドリップのようだが、すっきりとしてコクがあり美味しかった。

海緒ちゃんが出ていたのは「蠅とサカナ」という題の芝居。まったく知らない。

劇団としてもまだ歴史は浅そうだ。スタッフがみな若く、対応にも好感が持てる。

海緒ちゃんは劇団員ではないが、売れっ子みたいにあちこちに出没している。

すごいパワーだね。

ストーリーは「彼がひきこもってしまった理由」という感じかな。

幼馴染らしき男女4人の物語だが時系列は昔と今が交錯する。

順当に人生を歩んでいると思っていたそれぞれが、少しずつ軸が狂い始めて

ある女性はお金を貸してほしいと頼みにきたり、ある女性は真面目「だけ」が取り柄で

その裏返しのコンプレックスがすごかったり、ある男性はクレーマーになっていたり。

その中で、きっと一番まともっぽい男の子が引きこもってしまうという。

脈絡があるような無いような、場面の雰囲気というかシーンのセンテンスには

引っ張られるのだけれども、なんだろう、ちぐはぐ感が否めない。

もし演出がそこを狙っているとしたら当たりなのかもだが。

どの角度から見ても青春であった。つまり悩みが浅い(笑)

というか、それらすら微笑ましく感じてしまう自分がすごく年食った気がした。

だから同年代の子たちが見たら、結構胸に刺さるものがあるのかもしれないなと

感じながら観ていた。照明の加減でとても眠くて困ってしまった。

あ、芝居はしっかり観ましたよ。でも薄暗さが絞られていくとすごく眠気を誘う。

海緒ちゃんは、役柄的にも暗部が描かれていて面白かった。

たぶん見た目のホンワカした感じに反して、彼女は結構暗部を持ってると思うんだ。

これからも活躍を見守りたい女優さんの一人。

いや~観劇週間はまだまだつづくなぁ~。