熱意

本日は造形大にて振り写し。今日は現役造形大生で「振付がしてみたい!」と

オリエンテーションの時に直談判してきたFさんも交えて。

一応、ごまさんには「Fさんが振付などをやってみたいと言ってますよ」と

伝えるだけは伝えたのだが、プレゼンの時点では彼女の属するグループからは

そんな話がなかったので、みんなの同意を得られなかったのかなと思っていた。

聞くところによると、その後に上がってきた台本にそういう箇所がなかったので

却下されたのかと思っていたそうだ。

ん~?いや、そうではなくて・・・だと思うのだが。

一応プッシュはしておいた旨、理解してね。

今期は無理でも来季にということは叶うかもだから。

でも、そう言ってきてくれている甲斐があって、こうして事前練習に合流できたし

こちらとしても動ける人が入ってくれるのは助かる。人数は多いほど助かるの。

ということでダンス経験者の彼女。すらすらっと覚えましたですね。

そりゃそうだ。ダンサーからすりゃ大したことない振りだもの。

例年、あまりダンスを得意としていない人を想定しての振付なのでね。

しかし、それを見た高原さんと仲谷さんは驚いていたよ。

2回くらいで覚えちゃう速さと、それなりの形にすでにハマっていることに。

いやいや。そういうもんなんですよ。役者が初見のセリフを感情こめられるのと同じ。

ひとまずはできているところまではすべて写し終えた、ところに、ごまさん登場。

「Fさん、振付したいんやって?」・・・ほらね。ちゃんと覚えていてくれた。

「は、はい!」喜ぶFさん。「レイさん、どこか彼女ができるとこありますかねぇ?」

そうですね、舞踏会のシーンを任せてみたらどうでしょう?

そのシーンは踊りがメインではないけれど、数名が踊っていなきゃいけないシーン。

「はい!ぜひやらせてください!」「じゃ、そこをやってみてください」「はい!」

喜色満面の笑みという感じだった。よかったね。

もちろん彼女の熱意だけでそうなっているものではない。

踊っている彼女、振り写しの時の彼女の様子を聞いての総合的判断だと思う。

「やりたい」だけでできるものじゃないから。

でもなにより彼女の押してくる強さが功を奏したのは確か。

大学とのコラボ企画だから、積極的に登用したい。

この先も。求む、熱意ある学生。