千本のおばちゃん④

葬儀はおっさんの都合で午後2時から開式となった。朝もゆっくりで余裕。

全く違うと言えば違うが義父の時は物凄くバタバタだった覚えがあるので

やはり生前に契約を済ませてあるということはこんなにも違うんだな、と。

思わず自分の時もそうしようと思ったよ。

おばには子供がおらず、おっちゃんも9年前には亡くなってしまっているので

これでおばの家系は途絶えることになる。

でも親戚の多さよ。今となってはおばの兄弟姉妹の子供たち、つまり甥や姪が

それはもうたくさんいるので(おまけに甥や姪の子供までいるわけで)

葬儀に並んだ親戚50人弱って、どうなん。

よかったやん、おばちゃん。みんなに送ってもらえて。

社会的に通じてて会社関係で人が来るより、こうして親類縁者に送ってもらえて

みんなそれぞれにおばちゃんとの思い出があるんだし。何よりだと思った。

いやしかし。まあまたこのあとの何やかんやが大変そうだな~。

遺言書があり、ちゃんとした司法書士さんにも入っていただいているけれども。

モメるの勘弁やわ~。まじで。決戦は納骨時、なのか?