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千本のおばちゃん①

夕方から米原へ行くためのちょっとした準備と家事をしていたら電話。

ダーリンからだ。

珍しい、というか、就業時間中やん?急用かな?と思って普通に出た。

「もしもし?」

「あぁ俺やけど。K子さんから連絡があったんやけど、センボンが亡くなった」

一瞬、意味が呑み込めなかった。というのも夕べ、義母からおばちゃんのとこへ

寄ってきたという話を聞いたばかりだったからだ。

先日、一回腰が痛くて立ち上がれなくなったという話を聞いて、ヘルパーさんに

来てもらう回数を増やすのと入浴介助をしてもらうこと、それに通院していた

かかりつけ医に訪問診療してもらうという話をしていたところだったから。

どうやら話を聞くと、お風呂の中で亡くなっていたらしい。

とりあえず出ていた義母にいったん帰ってきてもらい、事実を伝える。

泣き崩れる義母を見て、携帯で伝えなくてよかったと思った。

とりあえず千本の家へ向かうと、ちょうど救急隊の方が救急車に移動させる前に

心肺蘇生を施そうとしていたところだった。

もちろん亡くなっているのはかかりつけ医が確認済みと聞いていたので、それは

一応の儀式というか、手順みたいなものなんだけれど。

叔母は一人暮らしなので、そして発見がヘルパーさんとK子さん(姪)なので

当然、警察が入るのだね。いったんは病院に行き、そこで死亡の確定。

それからは検視に回されるということだ。

ということで今日中に叔母がこの家に帰ってくるということはなくなった。

後を義妹にお願いし、私は米原に向かわねばならない。ごめんやけど頼むね。

義妹は叔母と血縁の姪で、叔母にしてみれば内にダーリン共々一番かわいい人。

こうなったときには、と生前頼んでいたからここは山田家一同で乗り切らねば。

でも私はとりあえず行ってきます。