刺激的な日その1

奈良で「アイヌに学ぶ 歌と踊りと物語」というイベントに参加。

初めて降り立った駅の名前は「京終(きょうばて)」へぇ~。

駅自体ローカルなのか改札に人はなく、切符は車両中が改札にしつらえた箱に入れる

人を信用しきった回収法。そういえば三輪神社に行くときもこの線かもしれないわ。

車内は雅色強し。

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主催は「ならまち通信社」の寮美千子さんと松永洋介さん。

寮さんはこんな素敵な本を書かれる人。

絵本古事記 よみがえり──イザナギとイザナミ

で、SNSのつながりでこのイベントが開催されることを知り、即申し込み。

アキを誘って行ってきた。寮さんの絵本(イオマンテ)の朗読から始まり、

The Ainu and the Bear ―イオマンテ めぐるいのちの贈り物(英語版)

アイヌ文化継承活動をされている「フンベシスターズ」による今を生きるアイヌの人々

の文化や生活の紹介と歌など。

小休憩をはさみ今度は歌と踊りの披露、そしてレクチャー。

参加者30人強、輪になって踊った。楽しい。その後は質疑応答。

ここで結構、自分なりの思い込みがあることを知った。

アイヌの人々はネイティブアメリカンと同じように迫害され、侵略されてきた歴史を

持っているのはそうなのだけれど、意外に「強い」「打算的」「ノリがいい」そうで

広く存在があったときには土地的に近いこともあり大陸と交易が盛んだった。

アイヌの衣装と知られている刺繍の入った着物も、呉服の地味さにアレンジを加える

目的での発祥だったとか、口琴ムックリも交易によって手に入れたベトナムからの

ものだそうで、その友好的な態度はとても大陸的だと思った。

侵略によって広く分布していた原住民の人々は中央から北と南に分かれ

北はアイヌ民族として、南は琉球民族としてそれぞれの文化を育んでいった。

なるほどな~顔が同じようだものね。

だから今でも沖縄の人たちとは会ってすぐ兄弟のようになるそうだ。納得。(つづく)