ペリアクトイ

木曜は昼間が長時間レッスンのため基本的にはびわ湖の方は休ませてもらっているが

今日は、遅刻のち参加することにした。どうしても行っておきたい。

今回は初めの頃、私は振付指導、場面によっては動きを作る程度と聞いていたが

やっていくうちに色々な状況の変化とともに何故か出演することになってしまった。

ま、それは問題ないとして(気分的には気楽な感じがなくなってしまったが)

出演する場面と言うのが特殊なところでしてね。

「ペリアクトイ」という古代ギリシャで考案された舞台装置を今回はやってみる!

と、大学のチームが張り切ってプレゼンをしたとかで、その案が採用された。

しかし、これ、巨大装置の為、小屋入り後しか実物を拝見できないそうで

当然、稽古場でそれを使って稽古するのは不可能だという。

パネル式の背景なら問題ないけれど、三角柱が動く、らしい。

三角柱が3つあり、動いてスキマが出来たところから人が出入りする、らしい。

実演版巨大紙芝居のような感じと思ってもらえればよいかも。

大学側は装置だけで、前にはオブジェ的なもの?を置くのみの予定だったらしいが

演出の意図としては当然、その前で人が動く方が面白いだろうということで

その場面に駆り出されることとなった。人が足りないので演出自らも出るという。

その場面の稽古が初めてあるので、どうしても今日は行っておきたかった。

大学側からの制作チームと演出班も出動。床にテープでペリアクトイの形。

模型を作って持ってきて、それを私達の動きに合わせながらどう動かすかを

考えたりもするようである。う~ん、なかなか大変そうだが面白い。

しかし肝心の中身が・・・まだなにも決まってないというか、やったことが無い。

台本をもらった段階で演出からは「レイさんとYちゃんで、蛇とムカデのどちらが

イイかを決めてください」と丸投げされ、Yちゃんと相談した結果、私が蛇、

Yちゃんがムカデをすることになった。

セリフはない。昔話風物語の朗読やセリフに合わせて動きをつけるのだ。

蛇。蛇ねぇ。しかも背中を踏まれる(役)のだ。どないせぇというのだ。

でも演出自身が切羽詰ってる感ありありなため、私とYちゃんでそこはなんとか

がんばろうね、と固く誓いあう。

案の定というか(笑)信用してもらっているのか、私とYちゃんはほったらかし。

動きは勝手に作ってねということらしい。

物語の主役とその相手役の子達に関しては演出自らが動きをつけていく。

朗読に合わせて、見たことのない装置を頭に描きながらの出ハケと動き。

そして、こういうことに慣れていない風の主役の学生2人。

前途多難でございましょうな予感。しかない。がんばらなくちゃ。