おじさんも踊る

行きたいな〜行けるかな〜行けるだろう、と思って買っておいた映画のチケット。
受付で観たい映画との引き換えをするシステムで買った日から期間は十分にあるはず
…だったのに。いつの間にか31日で期限切れになる。もったいなさすぎる。
でも、どう考えても2枚を消化するのは無理だ。
ということで、おばあちゃんに「誰かと行かない?」とあげることにしたのだが
おばあちゃんとてそんなこと急に言われても状態である。
自分自身は行けてもお連れを探すのは難しいようだ。そりゃそうよね、前日じゃあ。
とりあえずおばあちゃんには行ってもらう事にして。
スケジュールを調べると上手い具合に邦画が一本ある。これならおばあちゃんでも
字幕を追わなくて済むし、八千草さんと仲代さんが出てるので、まぁよかろう。
しかし自分としてはこの中で観たいなと思うものがない。無いが仕方ない。
時間が微妙だが自分で行くしかないため、ムスメには塾からバスで帰るよう指示して
四条烏丸京都シネマへと出向いた。死ぬかと思うくらい暑い日。
時間的にこれしか観られないなと思った映画をチョイスし、内容的にはまぁまぁで
あったが、それなりにいろんなイマジネィションを働かせながら観る事ができて
それなりにリフレッシュできた。何よりこうして一人で映画を見るということが
久しぶり。内容よりそっちの方がときめいたかも。
フランス映画だったけれどその中で心が浮き立ったおじさん二人が踊るシーンがあった。
うむ。やはり人は踊るのだ(笑)おじさんも踊る。キュートだった。
私達は一応「人に観せる」踊りをやっているけれど、本来誰でもが踊るのだ、きっと。
そしてそれってやっぱり心が浮き立ったときなんだよね。自然な発露は。
職業としての踊りとは何ぞや、な〜んてことを映画の本筋とは違うところで考えながら
観てしまったわ。
今回は無理矢理消化したようなものだったけれど、また観に行きたい。